2005-01-01から1年間の記事一覧

外交

前にもちょこっと書きましたが、自国の外交を「うまくやっている」と評価する人は、少なくとも日本では、ほとんどいないでしょうね。左右両派とも、それぞれ焦点は違えど、どちらも「日本外交はダメ」と考えているフシがあります。もちろん、本当に「ダメ」…

ああ忙しい

人によって「忙しさの基準」は違うようで、たいして仕事もなさそうなのにいつも「忙しい忙しい」と騒いでいる人もいれば、本当は忙しいだろうに、そんな素振りはまったく出さずに余裕しゃくしゃくの人もいます。もちろん、僕は後者のようになりたいなあ、と…

白黒ハッキリ

こないだ車の中でラジオ付けたら、精神科医がしゃべっていました。なんでも、心が鬱々として、落ち込みやすい人は、「物事に白黒ハッキリ付けずに、グレーゾーンを多く残して考えるといい」んだそうです。 ほんとかなあ。僕もご多分に漏れず落ち込みやすい人…

僕は、つまらない奴になった。

連載の最初の頃は読んでいたのですが、その後放置していて(というのも、毎週ヤンマガを読みに通っていた食堂が潰れてしまって)、今頃になって全巻揃えて読んだ古谷実「シガテラ」、いやー感動しました。よかった。号泣とまではいきませんでしたが、最後は…

物忘れ

今年になって、明らかに自分の老化を思い知らされたこと、それは「学生の名前を覚えない」です。 今までなら、授業が始まって1ヶ月もたてば、6〜7割ぐらいの学生の顔と名前が一致したものです。 (ちなみに不思議なことに、一定の割合を覚えると、そこか…

日常/非日常と物語

文学研究を見ていてたまに思うのですが、よく、昔の文学作品の記述をもってきて「だからこの時代はこういうモノ・考えが流行していたのだ」的に論を展開する論考を目にしますが、これってどうなんでしょう。文学作品は、「ありのまま描く」ことに異様に捕ら…

なぜ今頃?

ホラーを見ていると、表題の疑問が浮かび上がるものがあって、そういうのは(僕的には)あんまり面白くなかったりします。 つまり、オバケや怪物が人を襲うようになる、そのきっかけは何か、です。 この間見たホラーは、地下鉄に潜む怪物が人間を襲う、とい…

ズレ

さっき、中国人の書いた「日中関係本」を読んでいたら、その中で著者がしきりに「中国は、謝罪の文化です」「中国人は、ちょっとしたことでも、すぐに相手に謝ります」などと書いていて(これに続けて「それにつけても、日本は戦争その他でまったく謝らない…

県民性

僕は「県民性」みたいなのを論じるのがそんなに好きではないのですが、でもそういうのがあることは認めます。 で、高知新聞に連載していた(多分共同通信配信)「楽天元年」という記事を読んで、宮城人として、ものすごく頷けたものでした。 ご存じのように…

期待値

レンタルビデオ屋(近くの○SUTAYA)をブラブラしていた時、ふと不思議な感覚に。 ビデオを借りたり本を買ったりする時、内容が分かっているものを借りたり買ったりする人はそうはいないでしょう。中には、以前見た映画をもう一度、という人もいるかも…

趣味は読書?

いろんなブログを見ていると、だいたい2種類に分けられることが判明。 1.「モノ」中心 2.「コト」中心←僕はこっち 「モノ」には物理的なモノから、テレビ番組みたいなモノまでを含めます。あるいは、ニュースを最初に提示して、それについてコメントす…

個性

例えば、A、B、Cの三人の生徒がいたとします。この3人だけで考えた場合、もし3人とも同じことをやれば差が出ないのは当たり前ですが、3人全員がバラバラなことをしたとしても、そこに個性は生まれません(例えば、Aが野球、Bが勉強、Cが旅行をする…

大もめ。

なにやら揉めているようです。 http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20051103 労働経済学みたいなのに関してはズブの素人なので、僕も「引っ込んでろ」といわれそうですが(百万が一ココを読めば、の話)、しかしこの噛み合わなさは、かえって、階層分化みたい…

男にケンカで勝つ女−真の「新女性」−

H氏のご教示のおかげで、「中国の戦う女性」(のとくに「還珠格格」)、なんとかなりそうです。 その関係で、映画「新女性」を見直しました。と、本題とは離れたところで面白い場面を発見。 阮玲玉演じる韋明が、子供の薬代を稼ぐため、体を売ることを決意…

国民性

ここで特定の本の感想を書くのは初めてかもしれませんが、加藤徹『西太后』(中公新書)、面白かったです。 で、加藤さんはわりと西太后に好意的に書いておりますが、僕はなんだか、読めば読むほど唖然というか、「こんな人物が日本に出なくて本当に良かった…

階層

生協の本屋に、今売れているという『下流社会』を買いに行ったのですが、昨日はあったはずなのになくなっていました。やっぱ売れているんだ。 日本でも階層化社会が「進んでいる」、格差が「広がってきている」、という昨今はやりの説には、根強い批判もあり…

ボツネタ

こないだちょっと触れたボツネタその2。でもこれは完全なボツではなく、時間ができたらぜひやりたいテーマです。 ニュースを見ていると、企業や役所の不祥事で、いい歳をしたオジサンたちがぺこりと頭を下げる図が毎日といっていいほど流れます。僕は、昔か…

しゃべる。

この間ちょっと触れた日本語技法の、学生さん発表の第1回目。担当の学生さんはきちんと準備してきていただいてたし、他の学生さんもそれに対してきちんと自分の意見を述べていました。お世辞でなく、すべてがこちらの想像・予想以上。 よく「学力低下」が叫…

急募2

市民講座も佳境。 次回(明日)は魯迅でまあなんとか、というところですが、その次、題目を決める時に、たまたまフェミ関係の本を読んでいたせいもあって「中国の戦う女性」という題にしました。阮玲玉の「新女性」なんかを絡めて論じられれば、と。しかし、…

批判精神。

前にもちょっと書きましたが、うちの学科で「アドミッション・ポリシー」(「どんな学生を望むか」という、まあお題目です)というのを決めました。その時、候補として「社会に対して批判的な精神を持ち・・・」というのがあったのですが、「なんだか、社会…

プラス思考。

僕は基本的にプラス思考です。といっても、ポジティブの方ではなく、経験の方。世の中には、必要のない知識や経験はない、という立場です。世の中には、知らなくてもいいことやしなくてもいいことなんてない。知らないよりは知っていた方がいいし、経験した…

アクセス

この前、一日だけ、アクセス解析というのをこのブログでやってみました。これは、周知のように、「誰がこのブログを読んだか」が、サーバーから判明する、というものです。 でも、そのアクセスレポートを見る、ということに、なんとなく違和感を感じて、一日…

どうして

僕は、とくに好きな球団はないけどプロ野球が好き、というパターンです。昔から、野球シーズンは、夜7〜9時までは、だいたい野球を見ておりました。 そんな僕には、今年はやや寂しいシーズンでした。視聴率の悪化のため、後半は、ほとんど中継がなかったか…

わかりやすく。

今、市民講座をやっているのですが(全五回。昨日第2回目が終わったところ)、いやー、勉強になります。 僕はそもそも、自分で書く論文などは、「分かる人にだけ、分かればいい」という気持ちで書いておりました。あまり一般性のあるものではないし。ところ…

借りたら返せ。

今日は学生さんたちと河原で芋煮会(東北、とくに宮城・山形出身者にはおなじみの)。で、川に向かって石で水切りしたら、肩が痛くなってハンドル操作にも支障が出るほどに。運動不足の極地です。 ところで、うちの大学の掲示のぶっきらぼうさには、なんだか…

逃げる。

昨日の高知新聞の夕刊に、橋爪大三郎センセイの靖国参拝に関する文章が載っていて(たぶん共同通信配信)、まあだいたい僕に近くて頷けるものでした。が、一つだけ疑問が。橋爪さんは、先の戦争に当たって「自分の信念とは関係なしに、不本意にも戦場に向か…

ブログ論と何曜日?

ブログをやっている人(やっていない人も?)には、その人なりの「ここまで明かしてOK」レベルがあるように思います。 そもそもブログなどやらない。 ブログをやっているが素性は明かさない。 素性は明かすが自分の顔写真は載せない。←僕はコレ。 素性も顔…

急募

昨日、「危情少女」という中国映画をVCDで見ました。これは、「中国で初めての、本格的ホラー」という名目で公開された、10年前の映画です。一昨日の日記に書いたように、最近「中国ホラー」づいているにもかかわらず、この記念碑的(といわれている)…

庇う。

2日前の話題に戻りますが、もし靖国参拝を、内在的に、絶対的な悪と規定するなら、それはやはりA級戦犯絶対否定、となると思うのですが、実際には、左の方々も、これを言い切ることはしていない、と思うんですね(「A級戦犯が合祀されているから」という…

ジャケット

もう10月も半ばだというのに、いまだにクーラー生活。寒暖の差が激しいんですよね。明け方は結構冷え込んできましたが、日中は半袖でOK。 昨日、中国で買ってきたVCDを見ました。映画自体はまあまあといったところでしたが、面白かった(のか?)のは…