指導法

なんか月1回のエントリが定番になってますね。
エントリという書き方もブログならでわ。久々にこの文字列を使いました。

学生・院生指導をしていて、「それじゃあ論文にならないので、こういうふうなテーマにしなさい」ということ、よくあります。

例えばテレビや小説で坂本龍馬に憧れて「坂本龍馬の生涯について書きたいんッス」という学生がいたとして、「でもそれだと卒論にはならないので、もうちょっとテーマを絞って、史料からいえるものにしなさい」と指導する。学生は渋々、それに従う。で、やりたくもない史料調べをする。

もちろん、悪いことではないでしょう。「坂本龍馬の生涯」なんて卒論にはなりえない。

一方学生は、「卒論やってても全然面白くなかった。オレは坂本龍馬の熱い思いを書きたかったのに、古新聞とか読まされた」「もう坂本龍馬に興味もなくなった」と卒業していく。

 

これでいいのかなあ、何をどうすればいいのかなあ、と思うです。でも、どっちも変われないですしね。仕方ないのかな。