2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

折り合い

この季節、「4年間お世話になりました」と学生がチラホラやってくるわけですが、いつもながら、いろいろと考えるです。学生−院生時代、ずっと勉強していたのは、好きなことでした。好きなことを好きなように勉強してた。それが面白かった。教員になってそれ…

人が死ぬということ

ここのところ、取り憑かれたように、小説を読み続けています。軽めのやつ。ジュブナイル小説といわれるやつ。で、思うのですが、よくもまあ、次々に人が死んでいくなあ、と。家族が死んだり、恋人が死んだり、友人が死んだり、自分が死んだり。物語が動くの…

大学色に染まる

この時期、キャンパス内を、4月から入学すると思われる「現高校生」が、家族と一緒に歩いていたりします。その若者たちを見ていると、見事に、「非ー大学生」なんですよね。年齢はせいぜい1歳程度しか違わないのに、明らかに「現大学生」とは違う。「大学生…

フィクションの効用

何度も書いてますが、去年の四月から、学部内で、人文系から国際系へと異動しました。それまで、ほぼ一貫してフィクションが研究・教育のテーマでした。フィクションが題材、ということにわたし自身はもちろん、学生も疑いを持つことなどありませんでした。…