2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

育児脳の恐怖

この春は、けっこう育児、できました。が、思うのは、「なかなかしんどい作業だなあ」ということ。しんどいというのは肉体的にというのももちろんですが、「成果」「結果」が見えない、というのが大きいですね。普通の仕事というのは、何らかの成果が見えま…

逃げ道としての研究

われわれのお仕事、研究があるという一点で、ずいぶん救われている面がありますよね。逆に言うと、研究のない(この世にあるほとんどの)仕事、たいへんだなあと思います。つまり多くの仕事では、評価の基準が一点です。有能か、普通か、無能か、同じ基準で…

数字のマジック

うちは今日が卒業式。毎年この日は、いろんな思いが込み上げてきます。 最近とくに、学生を「数字」で判断すること、増えています。しかもマクロな数字。単位の取得率とか、GPAとか、就職率とか、留年率とか、退学率とか。それが大学や、教員の、評価の材…

経験者は語る。

例えば。プロ野球選手が「一生懸命野球をやり続けていたら、きっとプロ野球選手になれます」といったとして、それはなかなか微妙ですよね。そりゃ最終的に「プロ野球選手になれた」人だからそういうのであって。そしてその人から見ればそれは正しいのですが…

人間のお仕事

人工知能、大ブームですね。で、私も最近、このあたりの本を読んでいます。 オートメーション・バカ -先端技術がわたしたちにしていること-作者: ニコラス・G・カー,篠儀直子出版社/メーカー: 青土社発売日: 2014/12/25メディア: 単行本この商品を含むブログ…

ふるまい

よしこさんではなく。私の場合、もうすでに、人生の着地点がおおよそ見えてるわけです。今から突然ビックになる可能性は、まずない。一方で落ちる可能性も、ビックになるよりは高いけど、無難に暮らしていけば、なさそう。おおむね現状維持。という雰囲気を…

助走はどこまで必要か

さっきニュースで、「新年度から就活期間が変わる」というのをやってました。 そこで学生たちが、「働くことのイメージ」をつかむために、社会人100人の話を聞く、という取り組みをやっているんだとか。この手のは、よくあります。で、基本的には、悪いこ…