2017-01-01から1年間の記事一覧

いいイメージ/悪いイメージ

あららもう年越し。早いもので。この年末はなんかもう悪いことばかり集中して起きた、という感じで。なので来年はきっといいことが起こるでしょう。と考えて、いいことってなんだろうなあ、と。普通なら宝くじが当たる、とかでしょうか。でも宝くじ買わない…

ツレが○○になりまして

ツレが病気になりまして。 しばらく実家(愛知県)で療養。娘も一緒に。私はこっちで単身状態。ところでツレという言い方、私はしないですねえ。一貫して妻。嫁(さん)とか女房とかも、言ったことがない。一貫して妻。なんか、客観的な感じがしていいんです…

作者の意図

ここではあまりないですが、ツイッターだと、自分のツイートが、思いもよらぬ方向で「理解」されたり議論が進んだり「本筋はそこじゃないのに」と思ったりすることが、よくあります。とはいえ、これ、文学研究者がやってる「読み」というやつなんでしょうね…

今昔物語

オレが子供だった頃と、今と、環境、ガラリと変わってますよね。当たり前ですが。もちろん親子で世代が違うのは当たり前ですが、うちの場合、40以上離れているのでその違いもひとしおです。今の子、おそらく、外で遊ぶというのはほとんどありえないんでし…

お化けが出るぞ

娘は、最近、お化けを覚えた模様。暗闇を指しては「お化け、お化け」と怖がります。で、こっちもそれを利用して、いうこと聞かない時に「お化けが来るぞ」といって、怖がらせ、いうこと聞かせてます。とはいえこれって、「正しい」方法なのか、やってて疑問…

親の心子知らず

子育てしてて思うのですが。 親の影響って、どれくらいあるんでしょうねえ。私の母親は、なんというか、損得をものすごく気にする人です。たとえばお中元で返ってきたものに対し、「これ、うちが送ったものより断然安いわ」とかそういうのを延々ブツブツ言う…

ああ結婚式

先週末、教え子の結婚式に出てきました。こういうのに出るたびに(学生には卒業する時「結婚式、席が空いてたらぜひ呼んで」といってます)思うのですが、「こいつら、シャバに出たなあ」と。本人もだし、あるいは結婚式なら出席してる親族やら同僚やらもで…

虫干し

家の南側に立ってた無人のボロアパートが取り壊されました。すっかり見通しが良くなった。道路から丸見え。 ついでに日当たりもよくなりました。以前は午後にはしっかり塞がれていたのが、今は一日中カンカン照り。おかげで、天気がいいと高知城まで見えるよ…

教育の専門化

私は教育の専門化に入るのか。言葉の定義なんてその人次第でしょうが、まあ、入るのかもしれません。 もちろん、他の「先生」たちも。 で、「我々専門化の意見を聞かずに、勝手なこと決めるな」みたいにいう。でもいつも思っていますが、ほとんどの「先生」…

文学の効用

たまに、二昔前ぐらいの本を読んでいると、大上段に振りかぶってるなあ、と思うことがよくあります。つまりは、「人間、いかにあるべきか」を語っている。私の業界の本もそうです。竹内好はもちろん、丸山昇とか、丸尾常喜とか、そういう方々の本には、たと…

哀しみの9月

いつの間にか、誕生日が終わってました。いつも思いますが、9月って、微妙な時期だよなあと。私の仕事というか職場限定ですが、完全な夏休みではない、でも、授業はない。そして真夏ほど暑くはない、しかし完全に涼しくはない、といろいろ中途半端です。で…

伝聞体

妻娘が実家に帰っているので、今は一人。なので今日は生協で晩御飯。机の上には、いろんな情報を書いたポップ的なものが置かれています。それを見ると、「ご飯の時には、水分を摂ると胃液が薄まるので、摂らないほうがいいそうです」「もし何か飲むなら、お…

マナーの脱構築

中国人、マナー悪いです。いくら取り繕おうが、悪い。自他ともに認めるでしょう。とはいえそれで国が滅びるわけでもない。みんな普通に暮らしている。別にいいじゃないかということもできる。逆に日本が、マナーのような阿吽の呼吸というか察するというか、…

成長

スタディツアーから帰ってきました。今回はなんだかんだでバタバタして、向こうであまり更新できず。私、スタディツアーの引率って、好きなんですよね。嫌いな人、「絶対にいや」という人もいるようですが。なぜ好きかというと、成長が目に見えるから、とい…

楽しい老後

中国にいると、「祖父母が孫と遊んだりどこかに行ったり」という光景は、ごく普通です。先日、こちらの先生と話してたら、「もうすぐ定年が65になりそうなんだけど、そんなに働きたくないわ」と言ってました。これ、いつも彼我の違いに気付かされます。日…

歳とともに

北京に来ています。スタディツアーの引率。……こんなにしんどい中国も初めてです。とにかく体がしんどい。日本にいるときからすでに酷い夏バテだったのですが、こっちに来たら多少は(刺激やら緊張やらで)治るかと思ったら、むしろさらに酷くなってます。本…

初心者向け

今期の1,2年生向けのゼミでは、この辺の本を使いました。知のスクランブル: 文理的思考の挑戦 (ちくま新書 1239)作者: 永井均,古川隆久,佐藤至子,三澤真美恵,マイルズ・チルトン,初見基,久保田裕之,金子絵里乃,広田照幸,青山清英,菊島勝也,矢ケ?典?,安井…

ビフォア・アフター

先日、ゼミで話題になったのですが、学生さんたち、「携帯のない生活」というものが、まったく想像できないと。私は当然オッサンですので、その辺のことをしたり顔で語ろう…と思ったら、あんまり思い出せないんですよね。携帯なしで、どうやって生活してたか…

小休止

毎年思いますが、この時期、しんどいですよね。 前期、あと1ヶ月以上ある。先が見えない。しかも休みがない。クオーター制というのが最近話題です。というか、もう導入している大学も多い。うちは、昨年度検討されましたが、ひとまず見送り。やっているとこ…

ポジティブ

お役目柄、就職系の業者の方と話す機会がけっこうあります。みなさん、「学生さんは、自分の将来についてもっとじっくり考えるべきです」「そのために、就職ガイダンス参加とか業界研究とか、もっとするべきです」とおっしゃる。まあねえ、と思って聞いてい…

バトンの受け渡し

「人間は、自分が誰かに教わったことしか人に教えられない」と何かで読んで、なるほどと思いました。 たとえば日本語。しゃべれるけど、じゃあ教えられるか、というと、無理ですもんね。訓練を積まないと。で、最近持ってる授業で思うのですが。自分自身はま…

枯れ木も山の

要介護1の父と住んでいます。身の回りのことがまったくできないわけではないけど、だいたいできるとはとてもいえない。で、1歳半の娘もいます。これがですねえ、やっぱり、あんまり役に立たないとはいえ、父がいてくれて助かることが多いんですよね。自分…

我が家が一番

昔は、毎月のように山登りやキャンプに行っていました。それがここ数年は、せいぜい年に1度。メンバーがバラバラになってしまったこともあって、めっきり行く機会が減りました。で、たまに行くと、ですねえ。なんか、しんどいんですよね。昔のようなワクワ…

研究の切れ目

今さらというにはあまりにも今さらな疑問ですが。研究、切れ目って基本ないじゃないですか。謎が謎を呼ぶ仕組み。これでひとまず解決、なんてことは基本あり得ない。いやなくはないけど、でもそうやって切れ目が付けられる研究って、要はチンケな研究だった…

縦中横

今回のはあくまで「そんな気がする」というだけの話です。以前、お隣の大学が女子大から共学化した時のこと。勤めている先生に「何か変わりました?」と聞いたら、「変わりました。悪い方に」と。なんでも学生、浮ついた、落ち着かない感じになったんだそう…

文学と殺人

こちらを読んで。http://davitrice.hatenadiary.jp/entry/2017/03/31/120638「文学を読むと道徳的になる」は、本来はぜひ大々的に宣伝するべきですよね。でもまさに、「その見方はあまりにも中級知識人的で、セラピー志向で、キッチュで、センチメンタルで、…

ここのところ、複数の教員で授業をするケースが増えています。グループワーク系とか、そうですよね。で、見てると、大変面白い。事細かに指示を出すタイプが、やはり多いんですよね。まあそういう授業ではそうなりますね。で、それぞれが「自分の授業スタイ…

ああ好奇心

好奇心が大事、とよくいわれます。 特に私の職業では。未知のものに進んで取り組むような姿勢が大事。とか。しかし見てると、研究者だから好奇心旺盛、とは限りませんよね。下手すると、むしろ逆かもしれない。というのも、狭い枠内に閉じこもる人、多いんで…

孤独

いつの間にか新年度。周りも、けっこう人の移動があります。なのに私だけ置いてけぼり。これまでも。これからも。 やっぱりアカデミズムって、適応できる人を選びますね。勉強が好きだとか優秀だとかいうよりなにより、孤独に耐えられる人。私は……もうちょっ…

折り合い

この季節、「4年間お世話になりました」と学生がチラホラやってくるわけですが、いつもながら、いろいろと考えるです。学生−院生時代、ずっと勉強していたのは、好きなことでした。好きなことを好きなように勉強してた。それが面白かった。教員になってそれ…