作者の意図

ここではあまりないですが、ツイッターだと、自分のツイートが、思いもよらぬ方向で「理解」されたり議論が進んだり「本筋はそこじゃないのに」と思ったりすることが、よくあります。

とはいえ、これ、文学研究者がやってる「読み」というやつなんでしょうね。

国語の小説問題で、作者が「この問題の解答、私の意図とぜんぜん違うんだけど」という、というのをよく聞きます。
でも問題に限らず、作品論って基本そうですよね。「作者の意図」なるものはカッコに括るか、そもそも存在しないものとされる。
私のやってることも基本そうです。作者が語った言葉は、よくて参考程度。場合によってはそれも作品として扱う。というのが、基本スタンス。

ということは、ツイッターでの「そんなつもりで書いたんじゃないのに」は、私が普段やってることをそっくりそのままやり返されていることになります。

なので、仮に(私からすると)見当違いな方向で勝手に誤読された挙句批判されたりしても、「いえいえ、私はそんなつもりで書いたんじゃないですよ」ということは極力しません。というか今までしたことありません。人生いろいろ。読みもいろいろ。