2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

状況証拠

昨日はこの本を。 大恐慌下の中国―市場・国家・世界経済―作者: 城山智子出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2011/02/28メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る 素人なりに面白かったです。扱っている時代がドンピシャなの…

初心忘るべからず

タイトル、「忘るる」だとずっと思っていたら、誤用なんですね。それはいいとして。昨日はこの本を。 僕が見たアフリカの国―セネガル見聞録作者: 上野庸平出版社/メーカー: 花伝社発売日: 2011/02/01メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (2…

生存戦略

ふと気づいたのですが、上の「調整役になる」というのは、オレが緩〜く持っているポリシー、「敵を作らず、味方を増やす」のには、ピッタリの役柄ですよね。 「敵も味方も作らない」ためには、ひっそりと暮らせばいい。まあしかし、寂しいのは否めません。「…

もうひとりのわたし

今年、「各部局や組織の調整役」みたいなお仕事をしております。これが、意外なほど、面白い。 例えば、A、B、Cという組織がそれぞれ「担当コマ数」で揉めたとします。それを調整しなければならない。その時、オレ自身に、もうひとりの「人格」が宿るんで…

古池や蛙飛び込む蝉の声

週末は東京に行っていました。ふと気づいたのですが、セミの種類、西と東では全然違うんですね。高知はクマゼミの天下です。これ。 いっぽう、東京(以北)では、アブラゼミorミンミンゼミです。これ。 特にミンミンゼミは、今回久々に聞いた気がする。東日…

愚痴

相変わらず愚痴ですが。どうも、なんというか、「自分の家の前のゴミを、周りに掃き散らして、“ふー片付いた”と満足げな人、大杉」じゃないっすかね。「それであなた(がた)は満足かもしれませんが、全体を考えたら、どうなります?」と言っても、「いや、…

ネタにマジレス

大した内容でもないのに昨日の続きを。「共産主義」と「ハチャメチャさ」という両極がコラボしたその姿が、「観察対象」として一級品たるゆえんなんでしょうね。ハチャメチャなだけの国は、いっぱいあるのですよ、たぶん。そのハチャメチャさを、一生懸命真…

両極

今日も飽きずに中国の話題が入ってきております。中国という国(のイメージ)が、「ある種の人たち」をいらだたせるのは、それが両極端な形で伝わってくる、ということにあるんじゃないでしょうかね。かたや、「民衆を弾圧する、共産党の独裁国家」というイ…

裏では

先ほど、職場内での「根回し」みたいなのに同席してきました。表向きは「対立」している2つの組織の長が、「ま、今回はこのあたりを落としどころにしておきますか」「うん、今度のうちの会議では、こんな感じで報告しておきますわ」「そうね、まあガス抜き…

うらやましきは

知り合いに話を聞いたり、ツイッターを見ていると、理系でうらやましいのは「海外出張」ですね。世界中で学会がある。翻って、人文系の我々は……オレ、たまたま中国のことやってるから、中国・台湾には、行こうと思えばいつでも行けます。でも、本当に、中国…

消化試合

今日も朝からMLB。Houston Astros @ L.A.Dodgers という見事なまでの消化試合。黒田が投げていたから放送していたわけですが、そうじゃなかったらまず誰も見ないであろう試合です。両チームともすでにplayoff出場の望みナシ。Houstonにいたっては、去年今…

なにやら国歌斉唱が話題になっているようですが。日本の国歌はさておいて、ほとんど洋楽を聴かないオレにとって、これまで数限りなく聞かされているのは、アメリカ国歌。なにせ、毎年 Super Bowl やらなにやらの前には必ず聞かされますのでね。これまで聞い…

読みたくても

ほぼ夏休みなうえに出かける予定もないもんですから、溜まりに溜まった未読本をサクサクと読んでいきたいのですが…どうも、なかなか進まない。今読もうとしている本は、これら。 北京のアダム・スミス――21世紀の諸系譜作者: ジョヴァンニ・アリギ,中山智香子…

夏休み

物事には波があるもので、どうも最近、ツイッターが面倒で。さすがに疲れてきたのかも。あれ、言うまでもなく、いろんな人が「今この瞬間に考えていること」がズラズラと読めるという代物ですが、それを読むのがしんどくなってきたというか飽きたというか。…

引用の怪

レポートの採点をしていたら腹が立ってきたので。学生にレポートを書かせる時、なにを教えるのが一番難しいかというと、「参考文献の挙げ方」。これ、何度も何度も教えても、分かってくれない。ここまでダメだと、逆に不安になってきます。オレの教え方、そ…

お仕事

最近、「教採のための模擬授業の指導」というお仕事を何度かやらされています。う〜ん、微妙な気分。 2人の人間のあいだに、有無を言わさぬ「上下関係」が出来る瞬間(の1つ)って、「(入学やら採用やらの)面接」じゃないかと思っています。圧倒的に「面…

採点の日々

今日は朝から採点。なんか前にも書いた気がしますが、採点中の心理、なかなか複雑なんですよね。みんな出来てると「あら、テストがちょっと簡単すぎたかしら」と後悔するし、みんな出来てないと「あら、教え方が拙かったかしら」と後悔するし。さらに、不真…

文章指南

この間の会議で、「学生の文章力が低下している。レポートや論文の書き方を教えるような授業が必要だ」みたいな話になりました。まあ、それはそうだな、とは思うものの。 職業柄、いろんな人の文章、とくに論文を読んできましたが、これほんと、千差万別なん…

カネの使い道

今年度の研究費、ほぼすべて本代で使い果たしました。ついでに次年度のを当てにして、デカい買い物も。ふと考えると、研究費でお出かけすること、ほとんどなくなりました。というかお出かけ自体どんどん減ってる。前は年3,4回は中国行ってたし、東京や関…

逆張り人生

以前から韓ドラ・K−popは好きだったのですが、ここしばらくの「ブーム」で、急に熱が冷めてしまい、しばらく遠ざかっておりました。昔から、誰も見ないモノを見るのが好きで、それがブームになると、最初は「やっぱオレって、先見の明あるよね」と喜んで…

オープンキャンパスにて

今日はオープンキャンパス。会場係なので、模擬授業中、外でぼんやりしてたら、保護者(女性)がやってきて、 「あらーあなた先生なの〜? 最近は大学もお客さん集めるのたいへんよね〜。あたしら、昨日はO大のオープンキャンパス行ったけど、なんか機械的…

アドバイス

職業柄、よく、「大学生活をどう過ごすかについて、なにかアドバイスを」などと頼まれたりします。これが大変苦手で。 この手のアドバイス、「現在進行形」の大学生が真に受けるとは思えないので、結局は「オレってこんなに良いこと言うんだぜ」という自己満…

距離感

ようやく前期の授業も終わり。しかしいつもながら思い悩むのですが、とくに「議論型」の授業の場合、教員として、学生との距離をどう取るか。これがなかなか難しい。ありがちなのは、学生に好きに議論させておいて、最後に「キミたちの議論を聞いていたが、…