2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ディケード

こっちに来て丸10年になりました。早かったといえば早かったけど、いろいろあったといえばいろいろありました。特に最近は、どうもあまりいいことがない、ような気がしているのですが、長い目で見れば、こんなもんなのかもしれません。なんか、いろいろマ…

作る人

学期の終わりというか始まり、相変わらず撮りだめていた映画をぼんやりと見ているのですが。どんなにつまらない(といわれている)映画であっても、「作る人」と「見る人」の間には、肥えられない峻厳な壁があるよなあ、と。つまんねーといくら貶そうが、こ…

「である調」で話す

夜は見るともなくBSの「世界街歩き」を。今日は(再放送ですが)サンクトペテルブルク。ナレーションは貫地谷しほり。彼女のナレーションがいつも気になるのは、語尾です。ほとんど、「だ」か、名詞止めなんですよね。「ここは○○広場だ。」とか、「ここは、み…

「将来のため」はいつまで可能か

昨日は卒業式。で、いろいろと考えます。若い時は、「将来のため」というのが、けっこう処方箋になりますよね。今苦しくても、将来のためにがんばる。勉強なんかまさにそう。したくもない勉強を黙々とやるのも、将来のため。働いてからも。つまらない仕事を…

地獄の沙汰もコミュ力次第

父は週3回デイケアに行っているのですが。先日のひな祭り、なにやらお内裏様の格好をさせられて、お雛様の格好をさせられたお婆さんと一緒に写された写真を持って帰ってきました。父は満面の笑み。お婆さんは仏頂面。ツイッターでもちょっと話題になりまし…

定年考

中国のサイトを見ていたら、「定年が延びた。いつまで働かされなきゃならんのだ!」と怒っている書き込みがあったりします。これ、前から不思議でした。日本だとむしろ、定年を伸ばして欲しい、という人の方が多いですよね。もちろんそれが若者の職をなおさ…

ヒマがあれば、ヒマがあっても

この春、特に何もせずに終了を迎えようとしています。ブログも、あんまり更新せず。ほんとブログというのは我ながら不思議で、ヒマな時でも書ける時と書けない時があり、忙しい時でも書ける時と書けない時があり。精神状態とか、いろいろ関係しているんでし…

素晴らしき谷崎潤一郎野郎

昨日は谷崎潤一郎研究会@高知に参加。こういう「作家単体の研究会」、なんか落ち着きます。安心する。最近、文学研究業界というと、もうなんでもありの無法地帯。映画もあれば、マスメディアもあれば、音楽もあれば、テレビもあれば、マンガもあれば、演劇…

ブラックホール

自炊した本、去年から通算して650冊ほど。ここ2年の春はこれで潰れました。650冊といえば、なかなかすごいと思うのですが。研究室を見ると、あんまり状況が変わったようには見えないんですよね。多少はマシになったけど、スッキリした、というほどで…

老いる過剰

先日、とあるメキシコ映画を見ました。お年寄りが主人公。村の長老というポジション。舞台がちょっと前、たぶん3,40年前だからというのもあるんでしょうが、みんな、大事にするんですね。ちゃんと居場所がある。アドバイスを求めてくる。ふり返って、今…

自分プロデュース

例の作曲家(の会見)について。ああいうのを見ていると、「自分プロデュース」という行為について、いろいろ考えさせられます。「自分プロデュース」、多かれ少なかれ、あるいは意識的・無意識的を問わず、誰もがやってることではあります。で、その方向性…

中の人

最近、こことかツイッターで教育についてあれこれ書いていますが。改めてみると、目線が完全に「中の人」ですよね。実際「中の人」なので、仕方ないです。この道10年になろうとしているし、生活もかかっているし。でも、視点が客観的かといわれるとあまり…