作る人

学期の終わりというか始まり、相変わらず撮りだめていた映画をぼんやりと見ているのですが。

どんなにつまらない(といわれている)映画であっても、「作る人」と「見る人」の間には、肥えられない峻厳な壁があるよなあ、と。

つまんねーといくら貶そうが、ここはそうじゃないだろうと評論しようが、「じゃあお前が撮ってみろ」といわれたら、黙るしかないんですよね。

この問題、いわゆる「文学部問題」といわれていまして(適当)、文学部の文芸批評みたいな分野では、書く側・作る側より、それを批評する側の方が、下手すると地位が高いという、なんか倒錯した状況になっております。いや、それはべつに倒錯してないのかもしれんけど、でもなんか不思議だよな、とは思っていました。

で、オレ自身は、創作をしてみようという気概、全くないんですよね。きれいさっぱりない。映画は無理にしても、小説だったらだいぶ敷居は低いはずなのに、まったくゼロ。

根っからの傍観者気質なんでしょう。老後、どうせヒマだろうから、小説、書いてみようかな。ジャンルは…やっぱり、豊富な経験を元にした、恋愛小説 ( ̄ー ̄)v。