2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

客観的とか

近年、人文系では、客観的という言葉、たいへん評判が悪いですよね。評判が悪いというよりも「そんなのあり得ない」というのが一般的になった。そんな立場はあり得ない。第三者的に観客席から眺めるみたいなのが一番タチが悪い。今では、NGワードといって…

ジグソーパズルとストーリー

この時期になると、卒論修論関係で、同僚といろいろ話をします。普段、研究の話をすることってあまりなくて、もっぱら校務に関することばかりなので、なかなか勉強になります。で、とくに歴史研究の方々と話していてつくづく思いますが、文学研究者とは、一…

技術の退化

新しい家には当然ウォシュレットがついており、当然最新式です。が、最初の0.5秒、水なんですよね、出てくるのが。なにをいじってもそうなってしまう。とはいえ最初の0.5秒をやり過ごすこともできず、仕方なく耐えています。不思議なことに、10年ほ…

解答のある人生2

さっきNHKを見ていたら、未来家計簿なるものをやっていて、「きちんと死ぬためには何千万必要です」とかやっていました。こういうのも、まさに「人生の解答」なんでしょうね。こうすれば最大限の利益を受けられる、という解答。最近高校や大学(もっと下…

解答のある人生

「人生に答えなんかない」とよくいわれますが。たぶんありますよね。つまり、今後さらにDNA解析やらなにやらが発達すると、生まれた時の検査で、「この知能、このコミュニケーション力なら、こういう学校に入ってこういう仕事に就くのが一番生涯賃金が高…

消しゴム評論家

今日のテストで前期終わり。あとは採点祭り・入試祭りです。さて、テストでは「解き終わったら解答用紙を裏返して退出しろ」ということにしています。で、全員が終わって、解答用紙を回収すると。いろいろなんですよね。机の上に消しゴムの消しカスをそのま…

救済

今日の記事も、あくまでフィクションとしていわゆる「どうしようもない学生」、一定数はいるわけです。授業はサボる、提出物は持ってこない、持ってきてもいい加減、レポートはコピペ、みたいなの。そういう学生を落とすのはもちろん可能だし、まあ放ってお…