2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

信賞必罰

例によってアメスポニュースを見ていると、毎日のように、選手の「コカイン所持でタイーホ」「拳銃不法所持でタイーホ」が報道されます。でも、それなりの代償を払って、何事もなかったように、職場復帰していきます(何回目でアウト・追放、みたいなのはありますが…

複雑な気分

例の「文革」の授業。いつも思うのですが、文革って、学生の食い付きが、とてもいい。「魯迅という人はとても偉い作家で…」とかいっても録に聞いていないような学生も、文革話になると、けっこうまじめに聞いている。まあ、「文革残酷話」に、反応しているだ…

忍耐の涵養

僕の住んでいるところは、お年寄りが多い。 調べてないけど、全国でもトップクラスなのは間違いない。なので、特にレジで、イライラさせられることが大変多かったりします。 さっき、昼飯を買おうとスーパーのレジに並んでいたら、僕の前に並んでいたおばあ…

眠れぬ夜に

この本を。 学歴主義の社会史―丹波篠山にみる近代教育と生活世界作者: 天野郁夫出版社/メーカー: 有信堂高文社発売日: 1991/12メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る いや〜いい本です。こういう仕事をしてみたい。やっぱ、フィ…

やる時はやる

選手村、評判いかに=北島「食事は最高」〔五輪〕 北京五輪の選手村がオープンし、日本勢では北島康介(日本コカ・コーラ)ら競泳代表が先陣を切って入村した。選手たちの評判はいかに−。 最も気になるのは食事。日本オリンピック委員会(JOC)は、日本で選…

思うことと書くこと

……と書いてきて、「書くこと」は、はたして「考えたこと」に入るのか、「行為」に入るのか、ちょっと微妙だなあ、と思いました。たとえば(最近ちょっと話題になった)「人を殺す自由」ということですが、誰かを殺そうと「考えること」は、当然自由です(よ…

思想信条の自由

ようやく明日で講義も終わり。最後は「中国建国以後の文学」です。しかし例年、この時代についての講義の準備をしていると、何ともやりきれない思いになってきます。 人民民主主義独裁には二つの方法がある。敵に対しては独裁の方法をとる。つまり、必要な期…

流行りもの

流行りものに弱い私です。 なんと、年齢がドンピシャ(正確にはあと1ヶ月半ほどですが)。悪くない評価ですね。 さらに、他人様のブログの通信簿もおもろいですね。あ、オレのよりいい!とか悪い!とか、楽しめます。

信頼の副作用?

こちらを読んで。日本だけじゃない年金がらみの「不祥事」−すなふきんの雑感日記いろんな解釈が可能かもしれませんが、僕なんかが思うのは、日本というのはまだまだ(変な意味で)信頼社会なのかなあ、と。「職員が心を入れ替えまじめに働けば解決」というの…

メモ

古典的なネタですが。 メモ帳に、 ☆じょうじん! と書いてあるのですがなんのことだかさっぱり思い出せません。お心当たりのある方はご一報ください。

学生との距離感

教員によって、学生との距離の取り方は、違うんでしょうね、当然ながら。僕は、どっちかというと、距離を置く方だと思います。学生と飲みに行くことも、あまりありません。絶対に行かない、と決めているわけではないですが、自分からは言い出さない方です。…

芸風というか

女を装う男とかその逆とか、ネットではそんなのしたい放題です。オレも女かもしれませんよ本当は。さて某所で話題になっていたダルビッシュのブログを読んで爆笑してしまいました。 楽天相手に完投勝ちしました〜(^0^)/ 球数も少なく(89球)、良かったですね(…

御礼

なにせ業界に(も)友達がいないので、ふだん「本をいただく」ことなどほとんどないのですが、珍しくいただきもの。 悪魔とハープ―エドガー・アラン・ポーと十九世紀アメリカ作者: 池末陽子,辻和彦出版社/メーカー: 音羽書房鶴見書店発売日: 2008/07メディア…

冷房疲れ

冷房に、疲れてきています…といっても、いわゆる「冷房疲れ」というよりは(それもありますが)、「冷房気疲れ」とでもいうべきでしょうか。冷房って、どこか、後ろめたいものがあるのですよ。地球温暖化とか、電気代とか。だから、こまめに付けたり消したり…

ふたたびスポーツ文化

授業はあと2週間、その後試験、とまだまだ続くのですが、気分的には半分夏休み。以前id:surumeno13さんにご紹介いただいた2冊目の本、読みました。 サッカーで燃える国 野球で儲ける国―スポーツ文化の経済史作者: ステファンシマンスキー,アンドリュージン…

またまた中国特集

もうひとつ中国特集。『論座』8月号。特集といってもゆる〜い座談会が一つと論考3,4本ほどですが、その中では川島真氏のがさすが。 […]このような[中国の]特異性は、中国自身が「国情」あるいは「中国的特色のある」といった言葉を使うことによって…

絶妙

ちょっとツン読になってたけど、ようやく読めました。 テレビ的教養 (日本の“現代”)作者: 佐藤卓己出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2008/04/25メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (28件) を見る 著者の佐藤さん…

せめて形式を

学生のレポートをふんだんに読まされる時期です。先日ある授業で「他の先生に出すレポートが不安なら添削してやるから見せに来なさい」と大見得を切ったせいで、いつもにもまして、学生が、しかも他分野のレポートを持ってきます。で、つくづく思いますが、…

ほらやっぱり

みのもんた 2人の息子がTBSと日テレに入社したおかしさ 「朝ズバッ!」(TBS)でキャスターを務めるみのもんたが「ふざけるなと言いたくなる」と、怒りをブチまけている。何に対してかというと、大分県の小学校教員採用をめぐる汚職事件。教育の現場…

何もないことが分かりました

http://www.asahi.com/culture/update/0712/TKY200807120099.html 近松門左衛門(1653〜1724)の人形浄瑠璃「曽根崎心中」の初版本の完本が、富山県の黒部市立図書館で初めて見つかった。人形浄瑠璃を研究する早稲田大学高等研究所の神津武男・客員…

事件から遠く離れて

くまくまさんからコメントをいただいて、いろいろ考えてみました。で、話が面倒になるので、ひとまずあの事件からは離れて、「理想の・公平な教員採用」というものをいろいろ考えてみることにしました。 1.筆記試験一本 これが一番「公平」であるのはいう…

コネで採用といえば、我らの業界も、相当ですよねえ。さすがに現生が飛び交ったという話は聞かないですが、広い意味でのコネ採用なら、ふつうです。ちょっと前なら、むしろ純然たる公募の方が圧倒的に少なかったくらいです。これの善し悪しは、正直言って、…

海外旅行

こちらを読んで。http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080711/1215796507 で、思い出したのがこちらの記事。「アリ」の日本と「キリギリス」の韓国(上)「アリ」の日本と「キリギリス」の韓国(下) これらの記事では、日本人の海外旅行が減っているのが(そ…

現実と虚構

週末は立て続けにこれらの本を。 ドット・コム・ラヴァーズ―ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書)作者: 吉原真里出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/06メディア: 新書購入: 6人 クリック: 45回この商品を含むブログ (41件) を見る中国低層訪談…

特集

いろいろな雑誌で中国特集が組まれていますが、コレはさすが。 別冊「本」ラチオ 〇五号作者: 選書出版部出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/06/27メディア: 単行本 クリック: 24回この商品を含むブログ (6件) を見る 昨日は僕もカーッと熱くなってしまい…

読めば読むほど腹が立ってきたので健康を考えてこれ以上読むのはやめときます。ま、つまりは、 ・人権を守るのも、時と場合による(そして、今回のチベット暴動が、その「例外状況」だったのだ) ・人権に関しては、欧米や日本も、どっちもどっちである(の…

ダメなものはダメ

案の定左派系メディアは沈黙してるなあと思ったら、やっと出ました。 現代思想2008年7月臨時増刊号 総特集=チベット騒乱 中国の衝撃出版社/メーカー: 青土社発売日: 2008/07/15メディア: ムック クリック: 40回この商品を含むブログ (4件) を見る 『現代思想…

話題のこの本

〈盗作〉の文学史作者: 栗原裕一郎出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2008/07/01メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 428回この商品を含むブログ (107件) を見る読みました。 個人的には、ぜひこの「研究論文」版を……って、テーマがマイナーすぎますかね。

幻想はどこまで許せるか

昨日、ある会合で、マスメディアの研究をしている同僚といろいろ話す機会がありました。同僚といっても、部局が違ったり校務の系統が違うと、なかなか話す機会はないものです。で、日中を巡るマスメディア報道みたいな話になったのですが、そこから、「幻想…

これがメジャーだ

今日も相変わらず午前中はMLBを見ながら読書。 ところでそのMLBを見ている時は副音声(=現地解説)で見ています。英語の勉強というのもあるけど、日本人の解説者に、腹が立つことが多いからです。先ほど、たまたま日本人の解説を聞いていたのですが、…