信頼の副作用?

こちらを読んで。

日本だけじゃない年金がらみの「不祥事」−すなふきんの雑感日記

いろんな解釈が可能かもしれませんが、僕なんかが思うのは、日本というのはまだまだ(変な意味で)信頼社会なのかなあ、と。「職員が心を入れ替えまじめに働けば解決」というのはつまり「やればできるはずだ」ということですよね。「やる気になれば夢は何でも叶う」の別バージョンというか。この手の、他人に対する無邪気・過度な信頼が、「ミスが起こるのはやる気がないからだ」みたいに、結局は精神論に落とし込む議論になっちゃうんでしょうか。

これからは、「人間は不完全なものなので」「「それを前提に」システム構築」すること、あるいは(自分の/他人の)少々のミスにも動じないラテン系気質(中国人気質といってもよし)を導入することが、必要なんじゃないでしょうか。じゃないと、自分が作った蜘蛛の巣にがんじがらめにされかねませんよ、最近の風潮を見ていると。