信賞必罰

例によってアメスポニュースを見ていると、毎日のように、選手の「コカイン所持でタイーホ」「拳銃不法所持でタイーホ」が報道されます。

でも、それなりの代償を払って、何事もなかったように、職場復帰していきます(何回目でアウト・追放、みたいなのはありますが)。


ちょっと前にも書きましたが、アメリカはどうも、「人間は不完全なもの」と織り込み済みの社会のように思えます。誰にだって魔が差すときはあるさ、何度かチャンスを与えてみよう、という。あるいは、「悪いこと」をしても、代償さえ払えば、チャラにする、という。

いっぽう日本には、「人間は完璧であらねばならない」という変な思い込みが、巣くっているんじゃないですかね。なのでスポーツ選手も芸能人も公務員も教員も一発アウトです。特に公務員なんて、再就職はおろか、家族までクビにしろ!そしてそのまま死んじまえ!といわんばかりの風潮です。


いや、一概に、アメリカはいい、日本はダメ、とは言えないでしょうよ。日本がアメリカに比べて段違いに安全なのも、この潔癖性に依るところが大きいのでしょうし。オレだって、夜道を安心して歩きたいです。


とはいえねえ……やっぱ魔が差すことだって、あるさ。人間だもの。