うらやましきは

知り合いに話を聞いたり、ツイッターを見ていると、理系でうらやましいのは「海外出張」ですね。

世界中で学会がある。

翻って、人文系の我々は……

オレ、たまたま中国のことやってるから、中国・台湾には、行こうと思えばいつでも行けます。

でも、本当に、中国・台湾だけ、なんですよね……

いやまあ、欧米とかも、行こうと思えば行ける、のではありますが、猛烈に敷居は高いですね。なんかの間違いで学会に呼ばれたとしても、「行こうか、でも恥かくからやめようか…英語できないし…」と1ヶ月はクヨクヨ悩むレベルです。


とはいえ、中国なら1週間で10数万あれば行って来れますが(だからこそ、年に何度も行けるわけです)、欧米だと、さすがに個人研究費だけでは、年1回が限度でしょうね。だからこそ、外部資金が猛烈に重要になってくるのでしょう。


「ただ行って、ペラッと発表するだけで、何十万も取られるだなんて、モッタイナイ」気もするのですが(そのカネで本が何冊買えるか、とか考えると)、理系の研究は、一人部屋に籠もって黙々と本を読むんじゃ、ダメなんでしょうね。外国に行って、英語で発表して、英語で論文を書いて、なんぼ。


最近では、研究費が減らされて、その中国にすら行けなくなってきていますが。とある学内研究費の公募、通ったのですが、その額、2万円ですと……こりゃ上海までヒッチハイクですな。