カネの使い道

今年度の研究費、ほぼすべて本代で使い果たしました。ついでに次年度のを当てにして、デカい買い物も。

ふと考えると、研究費でお出かけすること、ほとんどなくなりました。というかお出かけ自体どんどん減ってる。前は年3,4回は中国行ってたし、東京や関西にもシンポだ学会だと出かけていましたが、最近はさっぱり。


原因はもちろん、研究費が減らされているせいです。が、減った分は「お出かけをしない」ことで解消し、本を買うカネはほとんど減ってない、気がする。


これはですねえ、たぶん、「出張がもったいない」という心理になってきたからだと思うのですよ。つまり、高知にいると、日本中どこに行くにもカネがかかる。関東関西の人ならヒョイッと電車に乗って往復1000円ぐらいで行けるところを、飛行機や、特急や、高速バスや、さらにはその乗り継ぎをしなければならない。カネも数万はかかる。言うまでもなく、ハンディです。

しかしながら、「本を買う」ことにかけては、このハンディはない。東京でも高知でも、同じ値段で買えます。読む時間も一緒。むしろ、下手に研究会やシンポで一日潰れるより、よっぽど読む時間はあります。

なので一点突破、オレはひたすら本を読むことでこのハンディを覆そうとしているわけです。


……という精神勝利法により、自らの出不精を正当化しているんだなあということに気づいた夏の日。しかも買うだけで読んでないことは棚に上げて。