ポジティブ

お役目柄、就職系の業者の方と話す機会がけっこうあります。

みなさん、「学生さんは、自分の将来についてもっとじっくり考えるべきです」「そのために、就職ガイダンス参加とか業界研究とか、もっとするべきです」とおっしゃる。

まあねえ、と思って聞いているのですが。実際、私の周りの学生を見ていても、緊迫感とか、まったくない。「まあ適当に暮らせれば」とか考えているっぽい。

これはいかん、といえばいえるのでしょうが。

しかしねえ。

昨今の世の中を見ていると、将来をポジティブに考えることなど、正直、できませんよね。

もう何をどう見ても、暗くなる。明るい話題など、これっぽっちもない。

もちろん、そういう時だからこそ、なんとか生き残りをかけて、という考え方をできる人も、いるんでしょう。

ただ、わたしには無理です。正直、なるようになるしかない。諦め。もう適当に、そこそこの楽しみを見つけて、生きていくしかない。


たぶん、わたしの周囲にいる学生も、類友で、そう考えているんでしょう。

なので業者さんの熱い「なのでぜひ我が社のガイダンスを」的アピールにも、「そうですねえ」と適当にお茶を濁すのでした。