大学色に染まる

この時期、キャンパス内を、4月から入学すると思われる「現高校生」が、家族と一緒に歩いていたりします。

その若者たちを見ていると、見事に、「非ー大学生」なんですよね。

年齢はせいぜい1歳程度しか違わないのに、明らかに「現大学生」とは違う。「大学生」という衣を身につけてない、といえばいいんでしょうか。

これ、どう評価すればいいんでしょうね。これから大学生になって、大人になっていくのだ、ともいえるし、大学生という衣を身につけさせられ、型にはめられていく、ともいえるし。

もちろん、「現高校生」がなんの型にもはまっていない、ということもないでしょう。現時点で「高校生」という衣を身につけているんだ、今からそれを「大学生」という衣に着替えるのだ、といえばそうなのでしょうし。

で、「高校生」の衣だったら「大学生」の衣の方がまだマシ、ともいえます。


とはいえ、生きるというのは、どうあがいても、何らかの衣を無理矢理にでも身につけさせられる、ということなんだなあと思い知らされ、春から浮かない気持ちになるのでした。