親の好み

ようやく卒論・修論の査読や発表も一段落。疲れるのですよこれが。って前にも書きましたっけ。


しかしやっぱり、卒論・修論というのは、親、ならぬ指導教員の好みが出るんでしょうかねえ(指導教員がきちんと指導している、として)。指導教員単位でけっこうカラーがはっきり出ます。

個人的にあんまり好きじゃないのは、概説的なやつ。「○○論」と銘打って○○の歴史とか変遷みたいなのをボンヤリ論じたようなもの。「だから、なにが言いたいの!?」「言いたいことを20字でまとめよ」と突っ込みたくなります。

あとテーマがあまりに小さいものも、ちょっとねえ。とくに卒論なんて、多くの人にとっては「最初で最後の論文」なんだから、鼻クソみたいなちまちましたもんじゃなく、多少ホラでもデカいテーマでガツンと当たって砕けろよ、とは思います。


まあでも見てると、マジメに指導している人の学生さんほど、ちまちましたテーマになりがちですね。これはやっぱり好みなのかな。