ヘタのメタ好き

最近、完全にメタにしか興味がなくなっています。といいつつ、このメタというのをどう説明するかはなかなか難しいのですが、「「○○論」論」という感じでしょうか。つまりは、誰かが何かを論じているその様を論じる、というの。このメタというのは、端的にい…

変わったもの

あと半年だからというわけでもないのですがちょっと懐古的になると、ここでブログを始めて13年ほど、変わったものといえば、中国ですよねえ。私の専門だからというのもあるのでしょうが、その頃は、まさかここまでになるとは、中国人を含めてもほとんどの…

青春の一頁

夏も終わりに近づいて、「はてなダイアリー終了」のニュースが飛び込んできました。終了は来春だそうです。もうカウントダウンですね。サービス開始は2003年3月だそうですが、私が始めたのは今見たら2005年9月でした。なんでこれを始めたのか、今…

専門家

今さらですが、専門家の地位、揺らいでますよね。このあまりに多様化かつオタク化した世の中では、もはや専門家を名乗れるのは狭〜い分野のみ。日本近代文学の専門家なんでとてもじゃないが名乗れない。せいぜい「前期谷崎の専門家」とか、そのぐらい。でも…

ガイジンの要らない国

中国、年々、ガイジンにとって不便な国になっていってますよね。なにより、お金。全部スマホ決裁で、「中の人」にとっては便利なんでしょうが、「外の人」は不便この上ない。そもそも、両替ができなくなっていっているのですよ。去年までは「中国銀行の限ら…

モデルは自分

前に、「子供はできるだけ自分に似ないように育ててる」と書いた記憶があるのですが、とはいえ、それは難しいのですよね。結局、自分が普段やってることしか、できません。いつも休みの日はゴロゴロしているのに、子供ができた途端に活動的になるとか、無理…

終わりの季節

あっという間に学期末。そして7月も終わり。 この分だと、歳とって死ぬまでもあっという間でしょうね。半年(正確には4ヶ月)一緒に勉強してきたメンバーとも、ひとまずお別れ。ちょっと前まではむしろホッとすることが多かったのです。ようやくこれで終わ…

ウェットな関係

1年たって、結局父はうちに戻ってくることになりそうです。いろいろ聞くに、施設での集団生活にどうにも馴染めなかったようで。自分の将来を考えても、他人事ではないです。 思うのですが、もしかしたら、西日本のウェットな人間関係に馴染めなかったのかも…

新陳代謝

「死ぬのが嫌だから動物は飼わない」という人、たまに聞きます。 実は私もそうです。最近、意識してるのかしてないのか自分でも微妙なのですが、代謝を落としてるです。 「楽しい」とか「嬉しい」とか「感動」とか、そういうのから遠ざかろうとしている。と…

何語で話すか

ガイジン同士が話す時、何語で話すか、って結構面白いですよね。 何で決まるのか。力関係か。今まではてっきり、「力のある方の言語で話す」もんだと思っていました。 「ここは日本だから日本語で話せ」みたいに。 ところが、先日ガイジンさんと話した時、面…

もったいない

今、妻の実家に来ています。新聞を取っているので、久々に。最近はここでしか新聞読まなくなってます。うちではもう新聞を取ってません。その一番の理由は、古新聞の処理。1ヶ月分を処分するのが、とにかく面倒くさい。じゃあネット版を購読するかというと…

引け目

若い頃は、GWに一人でずっと家にいるとか、全然平気でした。むしろありがたかった。ところが最近、なんか、引け目というか負い目というか、を感じるですよねえ。私が変わったというのもあるでしょうが、社会も変わったんでしょうね。今、もうとにかく外でウ…

仕掛け化する社会

4月から就いたお役目もそうだし、あと初年次教育なんかでも思いますが、「仕掛け」を考えなきゃいかんのですよね。つまり、「受験生・学生はこう考えるだろう、だからここでこうする、そうするとこう考える、その時のためにここにこれを置く」などなどうん…

ああ新学期

新学期。ある時期までは気分が高揚して、ある時期からはむしろしんどくなって、最近は何も感じなくなってきた、という推移でしょうか。ある時期までは、「こういうのをあと何十年も続けるのか」と、本当にしんどかったです。回し車をくるくる回り続けるネズ…

もう戻れない

今はこれを読み返しておりまして。 歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス)作者: 呉明益,天野健太郎出版社/メーカー: 白水社発売日: 2015/04/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (111件) を見る 最近、こういう「回顧モノ」にものすごく心揺すぶられて、下…

手取り足取り

「学校の先生」100人いたら100人が同意すると思いますが、学校、どんどん「手取り足取り」になっていますよね。大学もそう。入学早々手取り足取り。各種ガイダンスや相談会で「授業はこうやって取れ」というアドバイスをする。学期中、ちょっと学校に…

来る者は拒まず

4月から、アドミッションセンターというところのお役目に就くことになりました。 雑にまとめれば、入試をいろいろ考える部門。で、こういうお役目を引き受けてからいうのもなんですが、私、入試をどうするとか、あんまり興味がないんですよね。入試をあれこ…

支配からの卒業

今日は卒業式。まあでも、「この支配からの卒業」とはよくいったもんですね。至言。とはいえ実際には、人間が支配から卒業できるのって、多分死ぬときですよね。それまでは、学校を卒業しようが、会社を卒業しようが、誰かに支配されることからは、逃れられ…

疎外感

育児に関する記事を見ていると、「ママは困ってる」とか「ママは怒ってる」とかいうタイトルのが、多いんですよね。 で、中身も、「ママが、父親や男性がいかに理解がないかについて困ったり怒ったりする」というものがほとんど。これ、なんともいえない疎外…

目的

子供ができてからというもの、「育児論」をそれなりに見たり聞いたりするようになりました。できる前は、ほとんどスルーでしたが。まあそりゃそうですね。先日、車に乗ってたら、どこかの誰かが「私の育児論」を語ってたのですが、そこは夫婦ともに育児に参…

見知らぬ人との会話

ブログやツイッターやってると、やってない人、あるいはやっててもリアルでの知り合いとしかやり取りしない人から、「どこの誰だかわからない人と、よくやり取りできますね」みたいなことをいわれることがあります。私は平気というかむしろ見知らぬ人のほう…

成長なのか

最近、本をあまり読まなくなりました。 致命的だし威張んなよ、という話ですが、なんというか、もう筋が読めちゃうんですよね。 最初の数ページ読めば、ああこれね、と本を閉じちゃう。 そしてやがて読まなくなっちゃう、と。でもたまに、「おお!!」という…

もっけの幸い

そんなこんなで、しばらくは、長期の出張は行けなさそうです。長期といっても1ヶ月とかですらなく、せいぜい1泊が限界、という感じ。で、落胆したかというと、もちろんゼロではないのですが、心のなかでは「まあそれでもいいか」という思いがあるのも確か…

後ろめたさ

介護を「外注」するのって、どこか後ろめたさがあるんですよね。私の場合、「大切な家族を自分で面倒見てあげられないなんて」という方向性ではなく、「自分の家族の、しかも「イヤ」なことを、他の人にやらせるなんて」という後ろめたさ。正直な話、介護の…

「他人の見る私」を見る私

最近、本を読まなくなりました。ちょっと前、娘がいた時には、読んでたんですよ。みなさんもご存知と思いますが、「子供を本好きにするには、「本を読め」というのではなく、本を読んでいる姿を見せることが大事」というの、あれを実践してたわけです。娘は…

医は仁術

前にも書いたように、最近、ものすごい勢いで病院に行っています。たいてい、他人の付き添い。で、思いますが、医者って、キャラクターが大事だなあと。高圧的な医者って、いるんですよ。「早くしてよ!」と怒ったりとか。ただでさえ病気で弱っている身に、…

結果的に不快な思い

「悪意はなかったが、結果的に不快な思いをさせたので謝罪します」という「謝罪」、評判が悪いですよね。まあそりゃそうです。が、SNS やってると、こっちの意図とはまったく違う風に読んで、批判されること、しばしばあるんですよね。いやいや、そういうつ…

やる気

いろいろバタバタして、今学期は授業イマイチでした。 補講や何やで回数は揃えたけど、ちょっとダメダメ。で、そうなると、学生のやる気もいまいちなんですよね。例年より明らかに欠席者の割合が増えている。 そりゃそうでしょう。教員がポツポツ休んで、授…

病院物語

ここのところ、病院に行く回数が、めちゃくちゃ増えています。自慢じゃないけど自慢だけど、30代で病院に行ったの、たぶん3,4回ですよ。ほとんど行かなかった。自分のも、他人のも。健康診断もろくに受けてませんでした。一方今は、自分のも他人のも、…

無知の無知

妻が病気になって、いろいろ調べる機会が増えたのですが、そこで思い知らされるのは、圧倒的な無力感・無知感ですね。ネット上ではいろんな知識が飛び交ってます。ああしろとかこうするなとか。そのどれが正しくて、どれが間違っているとか、さっぱりわかり…