結果的に不快な思い

「悪意はなかったが、結果的に不快な思いをさせたので謝罪します」という「謝罪」、評判が悪いですよね。まあそりゃそうです。

が、SNS やってると、こっちの意図とはまったく違う風に読んで、批判されること、しばしばあるんですよね。いやいや、そういうつもりじゃないんだけど、というの。

この場合、どっちの主張が正しいのか。書いた方か、読んだ方か。

で、実はこれ、文学研究の定番なんですよね。書き手と読み手、どちらに主導権があるのか、というの。

SNSでいえば、最近は読んだ方が優勢ですよね。「そういう意図じゃない」といっても無駄。だってそう読めるもん、が強い。もちろん、多数決的要素はありますが。

なので「結果的に不快な思いをさせた」という謝罪、私はそこまで批判する気にはなれなかったりするのでした。