手取り足取り

「学校の先生」100人いたら100人が同意すると思いますが、学校、どんどん「手取り足取り」になっていますよね。

大学もそう。入学早々手取り足取り。各種ガイダンスや相談会で「授業はこうやって取れ」というアドバイスをする。学期中、ちょっと学校に姿を見せなくなったら電話。学期の終わりには「今期はどうだった?」と面談。各学年の終わりにも面談。なにか活動(ボランティアとかインターンシップとか学生団体とか)をしたくなったら学校がサポート。就職ではこれも各種ガイダンスの他、なかなか決まらない学生には大学が直接「この企業はどう?」とマッチングを行う。卒論も手取り足取り。

そしてこれは先生100人中100人とはいかず、95人ぐらいでしょうか。「これでいいのかなあ」と疑問に思ってる。これって、お客様扱いだよな? お客様ならそれはそれでいいんだけど、でも一方で「生徒・学生の自主性を育てる」ともいわれてるし、だとすると、これ、逆行するよなあ。等々。

そしてこれも多くの先生が、「オレらの時はこんな手取り足取りなんて全然なかった。全部自分でやらなきゃいけなかった。だから自主性がついた。なのに今は…」と思ってる。


というモヤモヤを抱えての新学期です。個人的にはいいんですお客様で。客商売得意だし。