見知らぬ人との会話

ブログやツイッターやってると、やってない人、あるいはやっててもリアルでの知り合いとしかやり取りしない人から、「どこの誰だかわからない人と、よくやり取りできますね」みたいなことをいわれることがあります。

私は平気というかむしろ見知らぬ人のほうがやり取りしがいがあると思ってます。リアルの知り合いだと、変なやり取りできません。怒らせたらヤバいという意識が働く。その点、見知らぬ人なら怒らせたって平気。どうせ見知らぬ人だし。と。

あとは、普通に考えて、見知らぬ人の意見のほうが役に立つ(ことが多い)。同業者なんて、どうせ同じこと考えてる人ばかりです。研究は大事だ。文学研究も大事だ。もっと金よこせ。せめて減らすな。等々。

一方「普通の人」は、そうは考えない(人もいる)。「いやいや、別に私、文学研究なんてなくてもいいと思いますけど」みたいな意見がごく普通に流れる。そういう人たちに、どうやって「説得」するか、どうやって文学研究の「有用性」をアピールするか。みたいな意識が生まれるのです。

もちろん、「説得」などするつもりはないし「有用性」なんて研究には必要ない、という同業者も多いでしょう。むしろこっちのほうが多いかもしれません。それはそれ。でも私は、「普通の意見」を聞くのは、なかなか好きなのです。