幸せ

卒業シーズン。今年度は残念ながら、卒業式には出られず。
でも明日から1泊2日で今さらながらのゼミ卒業旅行です。

 

この歳になると、一期一会ということばの重みが、ズシリと響いてきます。

「今後、もう二度と会えない人」がいるというのが、空恐ろしく思える。

 

一方最近思うのが、「この仕事しててよかった」というの。

若者の、一番多感な時期に立ち会えるというのは、それだけでありがたい。

ここのところ、「社会人の授業を一定程度開講しろ」というお達しが降ってきています。

私もよく、社会人の人たちを授業のゲストに呼ぶのですが、みなさん、一様に嬉しそうなのですよね。

若者の前で話すって、それだけで嬉しい。それを恒常的にできるわけですから、こんないい仕事はない。

もちろん、同業者でも、「授業はイヤ」という方もおられるでしょう。それはそれで、わかります。

ひとまず私は、若者の前で話すのが苦痛じゃないどころか喜びを感じられることに、どこかの神様に感謝しなければならないかもしれません。

 

ま、学生にとっては、「そういえば大学でdeseanとかいう冴えない中年男に習ったっけ」とでも思い出すか、もしくはまったく記憶から消されてるか、でしょう。それでもいいしそんなものです。