距離感
成績もつけ終わって、1学期のお仕事は修了。
8月中にまだいくつか散発的に会議がありますが、もうそれはそれ。
今学期は本気で疲れました。で、オレはどうも疲れてくると背中やクビに来るらしく、昨日からクビに激痛が。痛くて全く回せず。
採点していて思ったのですが、年々、成績が上がってきているんですよね。
最初のころは赤点ってゴロゴロいたんですが、今回、特に中国語は半分以上が優。試験を受けて落ちたのは60人中1人だけ。
問題を年々簡単にしている、ということはたぶんないし、教科書は一貫して同じのを使っているし。若者が年を追うごとに優秀になってきている、という可能性も、全くゼロではないですが、そう劇的には変わらないですよねえ(逆に「若者は年々バカになってきている」とも全く思いませんが。少なくとも、オレらの時代と本質的に違っているとは思いません)。ということは、前も書きましたが、やっぱ教え方がちょっとずつでも上達している、ということなんですかね。そう思うようにしよう。
一方レポートも、これまた赤点レポートは50人中1人とまずまず。
ただこっちは、さらに1レベル上の問題点が浮き彫りに。
それは、「言説の相対化」みたいなの。
「Deseanが授業でこう言った」というのを根拠に論を進めている人、けっこう多いんですよ。
これ、難しいんですよね。「オレの言うことは信用するな」と言ったら、何のための授業かわからんし。
しかし、それを「根拠」にする、というのも、なんか違う。
これを防ぐためには、「私が授業で言ったことの中で、どの部分でもいいので反論をレポートにしなさい」とかかなあ。
なんか、「すべてを疑え」みたいで、ちょっといやなんですけどね……根は素直な人間なので。