伝言ゲーム化する社会

また愚痴っぽいやつですが。

大学に降ってくる上からのお達し、何だかなあ、と思います。

でもおそらく、そのお達し、理念としては、たぶん間違ってはいないんですよね。

例えば「地方国立大学では地域に関する授業をやれ」というのも、「一般的な知識だけでなく、その地域特有の問題を見つけ、解決する能力“も”養う」というのは、「それはおかしい、ダメだ」という人は、まずいないでしょう。

ところが、それが下に降りてくると、理念なんか吹っ飛んで、「地域に関する科目を学部・学科でいくつ立てなきゃならない」「そして学生に何コマ取らせなきゃならない」「そしてアンケート採らなきゃならない」と、途端にノルマ化するわけです。で、やる方もやる気ナシ、取る方も取る気ナシ。効果もどうせナシ。ノルマだけが残る。

別に大学に限らず、上意下達とはそもそもそんなものなんでしょうが、それにしても、不毛だなあ、と思わざるを得ません。

この伝言ゲーム、どこで間違うのかなあと思います。わからん。