タテとヨコ

昨日はこの本を。


「日本史」の終わり  変わる世界、変われない日本人

「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人


デカい話好きにはたまらない一冊でした。


この中で、「場が重要な日本」と「職能によって横につながる西洋」という比較が出てきます。

日本は、とにかく「同じ場」を共有するのが大事。いっぽう西洋は、職業集団の絆が大事。


ふと思ったのですが、われわれ研究者集団って、この両方を兼ね備えていますよね。


「同じ場」といえば、自分が勤めたり学んだりする大学。そこに帰属意識は、もちろんあります。程度の差はあるでしょうが。

いっぽうで、職業集団(=同じテーマの研究者)としての意識ももちろんあります。研究会では全国から同じことを研究している人たちが集まって、わいわい言う。


だからどうだというわけではないのですが、昔から、我らの「2つの帰属意識」、なんか気になっていまして。