タテとヨコ
昨日はこの本を。
- 作者: 池田信夫,與那覇潤
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/09/19
- メディア: 単行本
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デカい話好きにはたまらない一冊でした。
この中で、「場が重要な日本」と「職能によって横につながる西洋」という比較が出てきます。
日本は、とにかく「同じ場」を共有するのが大事。いっぽう西洋は、職業集団の絆が大事。
ふと思ったのですが、われわれ研究者集団って、この両方を兼ね備えていますよね。
「同じ場」といえば、自分が勤めたり学んだりする大学。そこに帰属意識は、もちろんあります。程度の差はあるでしょうが。
いっぽうで、職業集団(=同じテーマの研究者)としての意識ももちろんあります。研究会では全国から同じことを研究している人たちが集まって、わいわい言う。
だからどうだというわけではないのですが、昔から、我らの「2つの帰属意識」、なんか気になっていまして。