これはこれで

新聞読んでたら、「外国人旅行者をいかに日本に呼び込むか」みたいな記事が載っていました。

妻が旅行会社に勤めているもんで、この手の話題にはけっこう敏感になります。

先日も同僚と話していて、「日本の空港って、日本人が海外に行って、帰ってくることしか考えていないよな」という話になりました。

まあ、海外に行って日本に帰ってくると、確かに日本においては、いろんな設備があくまでも日本人向けにできており、ガイジンさんにとっては不便だろうな、と思います。

しかし見方を変えると……


海外に旅行に行って、何がガッカリするかというと、少なくともオレは、「あまりに観光地化されすぎていること」です。

中国なんか顕著。もうどこもかしこも観光地化。お土産屋のおばちゃんに「ヤスイヨ、ミッツデヒャクゲン」とかまとわりつかれた日にゃ、つくづくゲンナリします。

町中のレストランも、店員さんが日本語しゃべれたりすると、むしろガッカリしますもんね。

外国旅行の醍醐味において、「言葉が通じなくて、何をどうしていいのか途方に暮れること」って、けっこうなウェイトを占めるんじゃないかと思うのですよ。オレだけか?


そういう意味では、日本のように「ガイジンの旅行者の都合などまるで考えられていない」ところは、却って好きな人も出てくるかもな、と。

オレがガイジンだったら、「誰も英語を話せず、表示も全部カンジか意味不明の英語。しかも道行く人はオレがガイジンだというだけで目も合わさない」みたいな状況って、けっこう痺れますよ、たぶん。


という方向でビジットジャパンも売り出したらいかがでしょう。今度妻に提案してみよう。