人事評価

新聞を読んだら、ある大臣さんが、「官僚にも人事評価をガンガンやっていく」宣言をしていました。

まあそれはいいのですが、他人事ながら、「この人事評価ってのは、やっぱり「自分は今年これだけのことをしようと目標を立てて、それがどの程度達成できたと思います」みたいな書類を山ほど書かされることなんだろうな」と思い、気の毒になってきました。


いやほんと、我々(教員と官僚は違うでしょうが)の人事評価ってのは、まさにこれなんですよ。膨大な自己申告の書類を書かされるのと同義。これだと、自己申告であるが故にたいして意味がなくなってしまうのと同時に、人事評価の書類書きに追われて肝心の業務がおろそかになってしまうという、良いことなしなんです。


ちょっと前に「人事評価、のぞむところ」みたいなこと書きまして、まあそれはそれで本心ではあるんですが、ただそれは「論文の数」(これはこれで異論はあるでしょうが、なんにも書かないよりはマシです)とか「学生評価」とか(これもこれで異論(ry)「委員会どれだけやっている」とか(これもこれ(ry)とか、数字で判断できる部分だけにして欲しいんですよ。で、それはもうお上の方で勝手にやればいい。


大学教員はともかく、日本を動かす大事な官僚さんたちが書類書きで消耗するのは大きな損失ですよ。なんとかならんのですかね、ほんと。