プロパー?

来週1週間、中国の重慶とその近辺に行ってきます。


まあ僕は一応中国プロパーの端っこの端っこに位置しているわけですが、だもんで、世の中に出回っている「中国論」には、「それはちょっと違うだろう」といいたいものが多々あります。

しかし、なかなか言語化できない。「それは違う」というのはわりと簡単でも、「じゃあどうなんだ」といわれると、「う〜ん、なんか、違うんだよね」ぐらいしか言えなかったりする。


例えば、「中国人は民度が低い(だから中国人は信用できない)」とかいうやつ。いや、まったく間違っているとは言えないものの、でも違和感を感じる。かといってその違和感を言葉にするのは難しい。

「中国は将来、日本はもちろんアメリカを抜いて世界一の経済大国になる(から日本は中国に刃向かうべきではない)」とかいうのも同様。いや、これは、僕は経済ド素人だから、もちろん最初から理論立てて説明するのは不可能なのですが、でも、これもなんか違う気がする。


まあ今の時代、ネットで調べようと思えば資料などいくらでも出てくるので(その精度・信憑性はおいといて。おいといちゃダメなのかもしれませんが)、とくに人文系の場合、プロパーの地位が相対的に下がっているのは確かでしょう。実際、「おいおいあんたほんとに中国屋かよ」と言いたくなるような分析しかできない人もいるし。

だからこそ、プロパーには、プラスαが求められるんでしょう。

そのプラスαって……


それを探しに、重慶に行って来ます。