こんな記事が。

nikkansports_com「中国が靖国神社を罵倒」
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060723-64938.html

元ネタを探したところ、『寧夏商務』なんてのが来源になっていますが、たぶんこれでしょう。

日本深刻反省正此時
http://www.mofcom.gov.cn/column/print.shtml?/p/200607/20060702699724

中国が靖国に反対するのは分かるのですが、こういう「権力構造に対する認識」が、日本とはちょっと違うんじゃないですかね。つまり、中国では、庶民はあくまで「頭カラッポ」の存在であり、リーダーが指し示す方向にいかようにでも動いてしまう、という認識なのですね。日本の指導者たちが庶民に靖国というアヘンを与え、それに庶民がホイホイと食いついてきている……という中国が想定する「靖国の構図」は、日本からすると「そりゃちょっと違うだろ」と突っ込みたくなるものです。
こういう「民衆は頭カラッポ」観(論)は、先の戦争については「庶民は悪くなかった、悪いのは庶民を操っていた一部の軍国主義者だった」と庶民を免罪してくれる作用もあるのですが、しかし我ら日本の庶民としては、「いやいや、俺たち、そんなにバカじゃないよ」と反論したくはなります。

しかし下手に突っ込むと「オマエも軍国主義者の走狗か!!」と逆ギレされそうだし、まあ大人しくしておくか……というのがこれまた「儀礼的無関心」だったりします。