n=1
最近、ブコメなんかで、「n=1」というのが多くは揶揄で使われるようになってます。
つまりは、「そんなのサンプル数1だ」というの。
「私はこうしたらこうなった」みたいな体験談で、よくこのブコメがつきます。
それはたしかにそうです。体験談は、ほとんどがサンプル数1。2回やって2回とも、というのもありえますが、同じ人の体験であれば厳密にサンプル数2とできるかは、微妙です。
これ、これまた最近(個人的に)ホットな「質的/量的」にもかかわるというかズバリこれですね。
質的研究で対象についてインタビューやらなにやらでいくら精緻に調べたところで、量的の人にとっては「だってそれn=1じゃん」で終わり。
この違い、我ながら本当にホットで、文学研究ってはたしてどっちなんだろうと考えたりします。両方ありうるけど、多くはやっぱり質的だよな、そもそも作家論って質的だし、とか。
そんなことを考えている(事実上の)春休み。