香港食事事情

顔に特徴がないせいで人に覚えられない、と昨日書きましたが、でも特徴がないおかげか、尖沙咀重慶マンションあたりを歩いても、アラブ人に「ニセモノトケイ」と話しかけられなくなったのはよかったよかった。


さて、一人旅(今回は「旅」ではないんですが。一応。)で困るのは、なんといっても食事です。

しかし香港はけっこう大丈夫。というのも、茶餐廳といわれる大衆食堂が、あっちこっちにあるからです。

ここは『歩き方』にも書いてあるとおり、食堂というか喫茶店というか、それをごちゃまぜにしたようなところ。メニューも洋食から中華からなんでもあります。うれしいのは定食が豊富なこと。一人でもぜんぜん大丈夫だし、実際、女性も若い人からお年寄りまで、一人で食べに来ている姿はぜんぜん珍しくありません。


ただ、やや不思議なのは、お酒を飲んでいる人の姿がほとんどないこと。実際、僕が「ビール1本」と頼むと、店員に若干不思議そうな顔をされます。置いてあることは置いてありますが。

でもその理由は、もしかすると、ビールが、ちょっと割高だからかも。

行きつけの店も、定食は29ドルで、ビール1本が30ドル。

日本円にしてもちょっと高めだし、「水より安い」大陸のビールに慣れた身としては、こりゃお高いです。

みんな、「茶餐廳は飯を食うところ、酒を飲んで豪華にやるのはレストラン」と決めているんでしょうかね。