セクハラ雑記

この季節になると、セクハラのことが思い出されます(ウソ。ともいえないかな)


これはさすがに時期も場所も、ちらりとも明かすことはできませんが、まあ昔、あるところで。

僕と、僕のまあ「上の人(男)」と、当時僕が憧れていた女性の、3人で飲んでおりました。


酒がだいぶ回ってきた(ちなみに僕は、酒は強くないですが、「酔っぱらってわけが分からなくなる」ということもないほうです)頃、男が、女に、セクハラを始めました。ワイ談に始まって、手を握ったり、足に触ったり、そんなの。


……僕は、なにも出来ませんでしたよ。というか、多分酔っぱらって寝たふり(眠いふり)してたんじゃなかったかな。もちろん、神経はそっちにギンギンに向けながら。


……これだけだったら、まあよくある(本当はあっちゃいけないんでしょうが)話です。


僕がショックを受けた(ゆえに今でも覚えている)のは、その女性(けっこう清楚系だと思っていた)が、まったく、これっぽっちも、いやがる素振りを見せなかったことです。さすがに自分からしだれかかったりアクションを起こしたりはしないものの、一緒になって笑っている。

その様子を(薄目を開けて)見ながら、僕は、たぶん今までの生涯で一番というくらいに、惨めな気分になったものでした。


こんな個人的な体験を、もちろん一般化しようなどとは、まったく思わないですよ。「女も本当はセクハラされたがっている」とかね。

こんなのは、モテナイくんがその女性(あるいは女性全般?)に勝手な妄想を抱きつづけた、ツケだ、と言われればそれまでです。

結局、その女性への気持ちはゼロになってしまった、ということからも、「結局オレはその女性を勝手に理想化してその理想化した幻影に恋いこがれていただけだ」ということが分かります。

あるいは、「結局オマエはセクハラが起きてるのにやめろといえないヘタレだ、ということじゃないか」といわれても、うん、そうなんだよ、としか返せません。


でも……うん、やっぱり、ショックだったんですよ。


……なぜか、ふと、今、思い出しまして。