いい文章ってなに?

大学のレポート作成・採点の時期になると、ネット上で大学教員が「いい/悪いレポート」についてあれこれ言い出すのが風物詩になっています。

近年では、「余計なこと書くな」が主流。末尾に「私はこうすればいいと思う」「私はこうしていきたい」みたいなのを入れちゃダメ。そんなのこっちは期待してない。事実に基づいて淡々と書けばいいのだ。という。

まあわかるのですが。

でもいっぽう、私の専門が文学だからかもしれませんが、それじゃあつまんないよな、とも思うです。

それじゃあ個性が出ない。ロボットが書いたような文章に何の意味があるんだろう。そりゃ将来、会社の報告書に詩的な文章書いたら怒られるだろうというのもわかるけど、でも「1たす1は2です。」みたいな文章書いてりゃいいんだというのには、100%の同意はできないのです。

私は「この人物は野に咲く一輪の花のように可憐な人生を送った」的な文章も、それなりにアリだと思うのですよね。もちろんそういう文章は往々にして滑るわけですが、それはそれでアリ。まあ限度はあるだろうけど、そのあたりで多少の個性を出すのは、ダメじゃないんじゃないか。


などと考えるです。まあ私も、自分の文章にはまったく自信がないのですが。