前か後か
いろいろ見聞きすると。
やる前にじっくり考える、または考えるべきだという派と、考えるのはやってからでいいんじゃない?という派が、いますよね。
私は圧倒的に後者なんですよ。だってやってみないとわからないじゃないですか。何がよくて何がダメかなど、やってみなくちゃわかるはずがない。と考えます。
ところが一方で、いやいや、やる前にじっくり考えろ、じゃないと後悔するぞ、というタイプも、いるわけです。
話は大学のことになりますが、この春から移った部局、2年生に上がる時に、ゼミ(指導教員)を決めます。原則、移動不可。
昨年度までいた部局は、4年生に上がる時でした。それまでいろんな教員の授業を聞いて話を聞いて、最後に決める。
当然私は、4年生に上がる時に決めるほうがいい、と思っています。あるいは、もし2年で決めるなら、移動の自由はありにすべきだと。
しかし、2年生から3年間、同じ教員の下でじっくり卒論に取り組むべきだ。じゃないと間に合わないし、いい卒論など書けるはずがない、と主張する人も、います。
どっちが正しい、とは言えないでしょう。好み。
でも現在の日本では、進学にしろ、就職にしろ、「ミスマッチ」というのを異様に気にしますね。ミスマッチを起こさないよう、じっくりと進路を選ぶべきだ。準備に多くの時間をかけるべきだ。
どうなんですかねえ。大学にしろ職場にしろ、入ってみないとわからないこと、あまりに多いじゃないですか。ちょこっとインターンしたぐらいじゃわかるはずがない。
なので、とりあえず入ってみて、合わないと思ったらやめてもう一度別なところでやり直す、というのを普及させた方が、みんな幸せになるんじゃないかと思うのですけどね。