自己顕示
ブログにしろ、ツイッターにしろ、「よく書きますね」と言われること、たまにあります。
「自分のことをさらけ出して、なんの得があるんですか?」と。
私からすると、誰にも読まれない文章を書く方が、不思議です。
日記とか、信じられない。自分しか読まない文章を書いて、なんの意味があるんだろうと。死後に「desean日記」として発売する予定ならともかく。というか死後に発売されても儲からないしそれこそ意味ないでしょう。
なので私にとって「文章を書く」とは、他人、しかも赤の他人に読ませるという前提なんですよね。
で、赤の他人に「私ってこういうことを考えている人間なんですよ、すごいでしょ?」と見せつける、というわけです。自己顕示欲の塊。
ただ面白いもので、文章に「自分はこういう(ことを考える)人間だ」と書いていると、本当にそう思えてくるんですよね。
そうかオレってこういうこと考える人間なのかと。それによって、自分のアイデンティティが確定されてきた。
そして「オレってこういう人間なはずだからこういうことしなければならない」と、自分の行動まで縛るようになってくるのです。
逆転現象ですね。まあいいです。これからも倒錯したまま生きていきます。