「ハイここ大事」

どうやら撤回したらしいですが、、twitter、重要なのを選んでタイムラインに出す、みたいな案が出てましたね。フェイスブックを真似るのだそうで。

当然、みんな大反発。


フェイスブックで何より違和感があるのはそれです。ええと、おれ、単純な時系列で見たいんだけど、どうすればそう並ぶの? 何で勝手に並び替えるの? と。だいぶいじりましたが、どうやら無理なんですよね、それ。

フェイスブックにしろtwitterにしろ、「大事/大事じゃない」を、なぜ他人に決められなきゃならないんでしょうかね。というか他人に決められた「大事なもの」に何の意味があるんですかね。


よくいわれるように、授業もそうです。「ハイここ大事ですよ〜テストに出ますよ〜」みたいなの、気持ちは分かるしまた私も絶対にやらないというわけではないのですが、一方で学生の「気づき」(この言葉は嫌いな人も多いようですし私も決して好きではないですがひとまず)を奪いますよね。「そうかここが大事なのか」と機械的に覚えて、終わり。「なぜ大事なのか」あるいは「なぜこの教師はここを大事と強調するのか」を考える機会をむしろ奪っているんじゃないかと。

なので私は授業後のコメントも「今回の授業で大事だと思ったポイント」を書かせてます。もちろん大外れもありますが、一方で「へえ、ここが大事だと考える学生もいるんだ」と、こっちの「気づき」にもなりますし。


というわけでtwitterはぜひ、単純な時系列を貫き通してほしい。偉い先生のつぶやきも、どっかの知らないおっさんのつぶやきも、まったくの同価値で同画面上に並ぶ。それこそが、良くも悪くも、twitterの特徴だし、さらにはwebの特徴なんじゃないでしょうか。


わたし自身も、最初にブログを始めた時、何よりそれが新鮮だったのを覚えてます。「えっ、オレのブログ、こんな偉い先生と同じ土俵の上に並ぶの?」と。