マニュアル化しない社会

先日、ドラッグストアに行ったら、いかにもというヤンママが子供2人連れでいたのですが、子供がちょっと走り回ったら「お前なにやっとんじゃこのボケが!!」みたいなものすごい形相で怒鳴りつけていました。

正しい子育てって、ありますよね、たぶん。こんだけ研究も深化してきていれば、「○○するべきだ/するべきでない」というの、データ的にあるはず。子供は怒鳴ってはいけない。なにかしでかした時にも「○○ちゃん、それはいいことなの?」と優しく問いかけろ。みたいな。

でも、そういうの、あんまり実社会には出てきていない気がする。「抱き癖なんてのはない。泣いたらその都度抱っこしろ」というのはさすがに有名ですが、それ以外にはあまり聞かない。そもそも、子供にテレビやスマホの動画なんかをどのぐらい見せればいいのか、というのも、ハッキリとはわからない。いろいろ検索したのですが、意見はいろいろ、バラバラ。先日市から派遣されて訪問してきた方は「子供にはテレビを見せないほうがいい」と言ってましたが、データとか研究じゃなく、経験上、みたいな感じだったし。
またちょっと先の話ですが、ゲームも。ゲーム脳などないというのはわかるけど、じゃあどのぐらいゲームをさせていいのか、ゲーム脳とは関係なしにゲームはさせないほうがいいのか、まるでわからない。

オレの検索の仕方が悪いのか、あるいはそもそも、子供がどう育てば「子育ては成功」といえるのか。まあわからないことだらけ。なので自己流でやるしかないんでしょう。しかしこのご時世、そんなもんなのかなあ、こんだけマニュアル化が進んでいるご時世、しかも基本的に、国家は国民を統制したくてたまらないんだろうから、国家決定版の子育てマニュアルを作ってもいいのになあと、心から思うです。


あるいは、子供全員が賢く育ってしまうとやばいので、「出来の悪い」子供を一定程度存在させておくためにも、わざとそういうのを出さないでいる。と考える私は陰謀脳でしょうか。