今の自分、昔の自分

「こういうことをいう人の能力は、基本信用しない」というポイント、人によっていろいろあると思います。

オレの場合は、「最近の若者/学生はダメだ」系のことをいう人、ですかね。

オレが教育業界にいるからというのもあるでしょうが、これだけ否定されても、いまだにこれ系のことをいう人、いるんですよね。しかも少なからず。

これをいう人というのは、つまりは状況分析ができていないわけです。例えば、「昔の自分」を客観的に見ることができていない。自分の若者時代・学生時代を考えれば、今の若者がしていることなど、たいていは想定の範囲内だと思いますが(だから何も言わない・叱らない、というわけではないです)、それができない。おそらくは、「今の自分」と「今の若者」を比較して、「なんだ今の若者は」と憤っているんでしょう。


もちろん、こういうことを言う人たちが、若者時代からすごかった、という可能性も、あります。

その場合は今度は、「今のダメな若者しか見ていない」という可能性が、高まりますね。反日デモを見て「中国人は全員反日だ」というのと同じ程度に、それは現状認識として、誤りです。


現状認識・把握ができていない人は、当然ながら、「対処法」もトンチンカンなものになります。なんか最近、そういう場面を目撃することが多く、クラクラしているところです。