一生懸命

アメスポの天敵ではありますが、サッカー、なんとなく見ていました。

日本のプレーを見て思うのは、その一生懸命さ、必死さです。

みんな、ほんと一生懸命。全力で戦っている。ネットだと「あいつ途中から手を抜いていた」とか書いているのもありましたが、私の素人目には、みんな最後まで、必死でプレーしていました。

そこですよね、特徴は。良くも悪くも、一生懸命。で、穿った見方をすると、一生懸命やらないと評価されない、みたいなのが、刷り込みであるんじゃないか、と。


日本というのはなんといってもプロセス重視です。「結果オーライ」というのは基本的に嫌われる。PDCAサイクルとか、各所で本気でやられている。これ、ここまで真に受けているの、世界中で日本だけじゃないですかね?

で、チェックされるプロセスというのは、往々にして「一生懸命」「全力で」だったりするわけです。とにかく全力でやれ、結果がダメでもいいから。そうすれば、次につながる。的な。


わたし自身も、そういうメンタリティはあるんですよね。学生を指導していて、成績はイマイチでも一生懸命やっている(ように見える)学生の方が、できるけどやる気のなさそうな学生よりも、可愛いのは否めません。


「だから日本は弱いんだ」とかいうのは違うと思いますし、一生懸命プレーするのは悪いことじゃないですもちろん。ただ、その全力ぶりが、なんかこう、痛々しいというか、すごく悪い言葉を使うと哀れというか、そういう気になったものですから。