初修外国語の効用

先日、教育学会みたいなのに出てきました。

あんまりこの手のものに出たことはないのですが、なんというか、当て職みたいな感じで。

オレが出たのは「初修外国語部会」。独仏中みたいな、いわゆる第二外国語

その中で、なかなか面白いご発表がありました。


なんでも、大学在学時代の成績、GPAという数値が使われたりしますが、これともっとも相関がある数値が、初修外国語の成績なんだそうです。

つまり、初修外国語の成績が良いと、その後の成績も良い。悪いと、悪い。「この分析装置でここまで相関が出るのは、珍しい」と、発表者はおっしゃっていました。

英語等その他の科目は、そこまで相関がないんだそうです。さらには、入試の成績や、入試形態(推薦、AO、一般前期後期)も、あんまり関係がないんだそうです。あえていえば、体育が初修外国語に次ぐぐらいだとか。


で、「だから初修外国語を頑張ろう」「初修で良い成績を残せば、その学生生活が楽しくなる」といえるかどうかは、難しいところ。あくまで相関なので、「朝ご飯を食べる学生は成績が良いから、無理やり朝ご飯を食べさせよう」というのと同程度に、意味は微妙です。と発表者もおっしゃっていました。


まあでも面白かったです。昨日の中国語の授業でさっそく小ネタとして披露して、「だからみんな、中国語ガンバロー!」といったら、そんなに反応はありませんでした。