テキストのすすめ

自慢じゃないですが、批評・批判させたら、なかなかの腕前じゃないかと思います。

批評というかケチをつけるというか。それ得意。

で、ケチをつけるのは、たいてい「権威のあるもの」「権威があるとされているもの」になります。強きを挫く正義感があるわけでは全くないのですが、弱いものを挫いてもつまんないですしね。


最近、とあるテキストを作ろうとしています。オレ一人でではなく、みんなで。

初めての経験です。

これが、想像以上に難しい。


オレにとって、教育制度みたいなのは、ケチをつける格好の標的なのです。

先生はエラいとか、教科書は絶対だとか、そういう権威をなで切りにして、それがいかに恣意的で下らんことかを暴いていく、みたいなの、ケチをつけるにはピッタリ。

授業でも、エラい先生のテキストや論文に対し、言いたい放題言うのがスタイルでした。どうせ見られてないし、というのをいいことに。


そんなオレが、テキスト的記述を書こうとすると…

自分で自分を突っ込んでしまい、なかなか進まないのです。書きながら、「なにこの教科書臭」とか、一人ツッコミ。
そもそも、文学って、教科書で習うもんかねえ。好きなように好きなものを読み散らかしていって、1000冊読んだその先に、ようやく見えてくるもんじゃないか。第一、誰かがテキストで「これを読め」と書いてあるもの(だけ)を読んだんじゃ、独創性なんて生まれないじゃん。基本となるものはもちろん読んだ上で、さらにそれ以外の、しかも普通の人が読まないようなものをあえて読むことで、面白い文学論文が書けるんじゃないか?


以上、書くのが遅れている言い訳でした。皆さん許してください。