そこに殺人の影
昨日はこの映画を。
孫文の義士団 -ボディガード&アサシンズ- スペシャル・プライス [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2013/12/03
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
カンフー嫌いのオレはまったく食指が動かなかったのですが、たまたま昨日、HDDのリストで目に付きまして。
で、まあそういう映画なのですが、面白かったというかすごかったのが、後半1時間のシーン。
カンフーがすごいんじゃなくて(まあ見る人が見ればすごいのでしょうが)、雑踏で殺人や立ち回りが行われているのに、通行人、かなり平気なんですよね。そこが大変面白かった。
「あらあら」ぐらいの反応はしますが、みんななんか平気。「世紀の対決」的シーンも、「おや、なんかやってるぞ」みたいにのんきに見物しちゃってます。
ハリウッドでの「雑踏での殺人」シーンは「通行人がパニックになる」とセットです。お約束。それがない。なんか新鮮。
ふと連想したのが、現代中国社会。先日も言ったように、新聞でもテレビでも、これでもかというくらいに残酷なニュース・信じられない事件を毎日報道してます。これが日本だったら、パニックになっているだろうというくらい。でも、彼ら元々なのか慣れちゃったのか、平気。っぽく見える。
当時の香港で殺人がどれくらい普通だったのかとかよく分かりませんが、なんか面白く感じました。そこだけですね引っかかったのは。中国の「大作」は結局こうなる、という見本のような作品でした。と偉そうに。