地元テレビ局

というわけで先日重慶に行った時、地元テレビ局をボンヤリ見ていました。

別に重慶に限らず、中国の街に行ったらご当地のテレビ局をなるべく見るようにしています。

知ってる人には今さらでしょうが、中国のテレビ、うんざりするほどチャンネルが多いんですよ。というのも、上海にいても、全国の地方局が見れる。仕組みはよくわからないのですが。なんでも、CM枠は地方局の方が安いので、中小企業は地方局でCM流すとか聞いたことがあります。

なのでザッピングはやりがいがあるのですが、でもせっかく来たんだからと、なるべく当地のチャンネルを見ている、というわけ。


で、重慶電視台ですが、ここは私がちらちら見た中でもピカイチで面白かったです。なにがって、自主制作・地元の方言で流されるドラマが。

小市民のちょっとしたドタバタをユーモアたっぷりに描くドラマ。けっこう一日中やっているのですが、これが面白い。食い入るように見ていました。

もちろん他局でもドラマは腐るほどやっていて、それなりに面白いのもあるのですが、どうもだんだん、現実離れしていっている気がして。いや逆か。現実がドラマに追いついてしまって、あまり惹かれないというか。あまり触手が動くものはありませんでした。「幸福的麺条」ぐらいかな。いちおうDVD買ってきました。

その点、重慶電視台のはまずDVDになどならないようなものですが、それが面白い。同じ俳優がいろんなドラマにいろんな役で出ていたりするのも笑えます。


重慶電視台で6局ぐらいあるのですが、よく見ていたのはドラマ局(2局ぐらいでやっていました)と、あとバラエティー局。中国のバラエティーは、今もオーディション全盛。他のほとんどの地方局はオーディション番組で、オレはこれがあまり好きにはなれないのですが、重慶では「女だらけの水泳大会」っぽいのをやっていたりして(まあ他局でもあるのかもしれませんが)、なかなか楽しめました。


もし、中国で一年とかだったら、マジで重慶、いいかもしれません。档案館もフリーパス、かつ親切だったし。一方上海のおばちゃん館員には「紹介状がなきゃダメ」と追い払われました。