微妙な配合
今期の中国文化論の講義、ふと気づくと、登録者50名のうち、完全にドロップアウトしたのは今のところ1名のみ。
これ、なかなか驚異的なことです。
今回に限らず、オレの授業のドロップアウト率、徐々に減っている。
なんでだろうと考えるに、こっちの「技量」が上がってきたからかもな、と自画自賛。
厳しい授業だと、当然ながら、途中でやめるヤツが多くなります。
かといって、ユルユルでも、やっぱりやめるヤツが多くなるんですよね。
学生と話していると、「○○論の授業、出席も取らないし、楽勝と思って出なかったら、なんかどうでもよくなっちゃって、結局試験受けませんでした」ということ、けっこうあるみたい。
厳しさと緩さ、この微妙な配合が、学生をつなぎ止めるコツなんでしょう。そしてオレは、そのへんの「技量」が上がってきたのかな、というわけ。
とはいえ、もちろん、「ドロップアウトさせなきゃいい」というものではありません。
オレも別に、それを最大の目標にしているわけではないし。