既知の情報

最近、中国人としゃべっていても、彼らのしゃべる「中国ネタ」、たいていすでに知っているんですよね。

ちょっと前までは、彼らからの情報が貴重でした。何か面白いネタはないものか、あるいは「ナマの中国人」が何を考えているのか、等々、それなりに積極的に情報を集めていたものでした。

ところが最近、日本のネットでも、中国のホットな話題が十分手に入れることができるようになってきました。なので中国人の話、「ああ、それね」みたいに知ってる場合がほとんど。

また、こちらの「中国人経験」もたいがい蓄積されてきたので、向こうが何を考えているのか、だいたい分かってきちゃってるんですよね。「ああ、やっぱり中国人はこう考えるのね」という方向にしか進んでいかない。


これは、とくに後者は、なんかマズイよな、と思うですよ。オレの中に確固とした「中国人像」がすでに形成されてしまっていて、何を見ても読んでもそれを強固にする方向にしか作用しない。こりゃヤバい。


ヤバいんですが何か特効薬があるわけでもなく。だって、中国人、みんな同じようなことしか言わない(ように思える)んだもん。