情報はタダ

ツイッターでチラホラ見かける光景は、

著名な海外在住ツイッタラーに「○○教えて」とねだるやつ出現

イッタラー、「タダで情報くれとかアホか、教えてほしけりゃカネよこせ」

周囲もツイッタラーに同調

みたいなの。
まあ、ツイッタラーの気持ち、分からなくもないです。


とはいえ。先日、東京出張の時、飛行機で読むために、とある週刊誌(450円)を珍しく買いました。「日中問題特集」だったし。しかし…

う〜ん、なんか、ネットで・タダで読めるような記事ばっかり。ちょっとガッカリしました。


いうまでもなく、今や海外の情報などネット上にいくらでも溢れています。

僕の専門の中国なんて、もう腐るほどある。見切れないほど。

以前は「ネットの情報なんて」「どこの誰かも知らんやつが書いた記事なんて」とバカにされていたものですが(今もかな)、そして箸にも棒にもかからん情報が一定数あるのも確かですが、しかし少なくとも僕が見る限り、きわめて有用度の高い記事があるのも事実です。もう論壇誌の記事とか並の研究者の論説など及びもつかないくらいに。

となると、わざわざカネを出して買わなくても、となるのは、仕方のないところでしょう。玉石混合だと言っても、それは紙メディアだって一緒だし。


こうなると、この先どうなるんでしょうねえ。「情報」が限りなくゼロ査定されるようになり、雑誌や新聞が次々に廃刊され、プロのライターがいなくなる。するとはたしてその先には。


いや、本当に分からないです。誰か教えてください。タダで。