衝撃

今はこの本を。


インタビュー 戦後日本の中国研究

インタビュー 戦後日本の中国研究


まあちょっと、いろいろな意味で衝撃です。


この本に出てくるのは本当に大先生たちで、オレなんかが「研究者」という同じ土俵にのっている、なんて言うのもためらわれるほど。

で、その方々の研究の射程が長い長い。「年論文ノルマ何本」とかそんなチマチマケチケチした態度とはほど遠い。ものすごく先を見据えているんですね。ザ・学問です。

こういうのを読んでいると、なんか自分が浅ましいというか卑小というか、つまらん存在だというのをつくずく思い知らされます。


もちろん、今は時代が違うとか忙しいとかいろいろ言い訳はできますが、まあちょっとそんな言い訳もする気にならんほど、打ちひしがれます。ま、そもそもモノが違うんだといえばそれまでです。が、オレも頑張ろうという気にさせられたのはまあよかった。我ながら基本楽天的な性格でよかったです。


ちなみに大先生の研究遍歴は本当に面白いですね。『東方学』という学会誌にもこれが載っていますが、最近この雑誌、ほとんどこれしか読みません。という人、けっこう多いんじゃないでしょうか。