ここまでやるか

昨日はちょい前に話題になったこの本を。


ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)

ハーバード白熱日本史教室 (新潮新書)


まあ、巷で言われているとおりの感想です。これで「日本史研究」というのはちょっと厳しいでしょう。

むしろ、この手の研究だったら、表象論系がいいんじゃないですかね。「強い女性」の表象史、的な。

でも、日本だと表象論は大きく分けると文学でしょうが、アメリカではどうなんだろう。あんまりその辺の細かな分野には拘らない印象ですが。


それにしても思うのは、ハーバードで(すら?)、人気の授業をするには、ここまでしなくちゃならんのか、ということ。着物来たりグループ発表させたり映画作らせたり。ってか予備知識ほとんどゼロである(だそうです)学生にグループ発表させて何がどうなるんでしょう。教員が板書して学生がノートに写す、というオールドタイプの授業は消えゆく運命なんですかね。


オレ自身、「面白い授業」「分かりやすい授業」というのに親近感はありますが、ここまでやらなきゃダメとなったらその時はもう教育を捨てますわ。「どうぞ好きに発表でも劇でもすれば」と。