すべては神の御心

今はこれを。



オレにとって、今のところ一番「ハズレのない著者」は彼です。どの本もほぼ100%同意。


この中に、精神科医は、歳を取れば取るほど、診断の精度が落ちていくといわれる、という記述が出てきます。なんでも、歳を取ると「寛容」になり、ちょっとした違和感などを見逃してしまうのだそうです。

これ、ある意味研究者にも当てはまりますよね。少なくともオレに当てはまっている気がします。

ほんと、歳とともに、「そういうこともあるわな」「そういう人もいるわな」で納得してしまうようになってきているです。明らかに感度が鈍っている。すべてが既知に思えてくる。

となると、新たにテーマを見つけて「これどうなってんの?」と突き進んでいくのがしんどくなってくる。「どうせこういうことだろ」「落としどころはこの辺だろ」と、最初からだいたいの見当が付いちゃうんですよね。


この本の著者もいうように、それは悪いことばかりではないのかもしれないんですが、良いことともいえないでしょう。とはいえ、これを鍛えるもしくは取り戻すには、どうすればいいんでしょうねえ。興奮剤でも飲もうかな。